2024.03.22
イベント・講演会
2023年度卒業式・学位授与式を挙行
吹く風に春の爽やかさが感じられる日に、1,538名が卒業・修了

2024年3月16日(土)フレアホールにて、2023年度卒業式・学位授与式が執り行われ、1,538名(学部1,482名、大学院56名)に学位が授与されました。

式典では、吹奏楽総部による卒業生の門出を祝う演奏で始まり、続いてグリークラブによる合唱が行われました。その後、来賓、理事長、学長、副学長、学部長、研究科長が登壇。参列者が見守るなか、山本俊一郎学長から学部の総代に卒業証書と黒正賞の賞状・記念品、研究科の総代には学位記と黒正賞の賞状・記念品が授与されました。

式辞では山本学長が「真偽の不透明な事象が溢れる世界で、一方的な主張で煽るさまざまな声に対し、動じず、物事の本質は何か、真実は何かを考え抜く力を、ぜひ卒業後も養い続けてほしい」とメッセージを贈りました。続く山澤倶和理事長は「戦争、気候変動、パンデミック、AIなど絶え間なく変化し続ける社会において、今までの価値観や仕事を見直し、次の未来社会をそれぞれの業界や職場で創っていくことにぜひ参画してほしい」と鼓舞しました。

来賓の角脇忠行大樟会会長から祝辞をいただいた後には、卒業生からのメッセージとして髙田明氏(ジャパネットたかた創業者)がビデオメッセージで登場し、「皆さん、夢を持ち続けましょう。そして日々精進しましょう。その精進の積み重ねが夢の実現へと繋がっていきます」と卒業生を激励しました。
卒業生代表のあいさつでは、午前の部は経済学部の金森美紅さんが、午後の部は経営学部の井上遥さんが、それぞれ新しい人生への決意を語りました。

式典後はゼミ別に分かれ、担当教員が一人一人に卒業証書を授与。そして、涙と笑いが溢れる中、卒業生たちは希望に胸を膨らませ、大きく羽ばたいていきました。

総代の声

経済学部 金森美紅さん
思い起こせば4年前、オンライン中心のガイダンスや講義で大学に通うこともできず、本当に大きな不安や戸惑いの中で始まった大学生活でした。しかし、3年前の「1年遅れの入学式」以降、規制緩和に伴う対面講義や課外活動の再開等、当たり前の日常を徐々に取り戻していきました。「教師のたまご」という教員採用試験に向けたディスカッションなどを行うサークルでの活動、そしてその活動経験を活かした2週間の教育実習は大変印象深い思い出です。感謝の気持ちを忘れず、これからの人生を歩んでいきたいと思います。

経営学部 井上遥さん
所属したゼミでは、同じことに興味を持ち集まった仲間一人一人の経験や考え方からたくさんの学びがあり、自分の世界の広がりを感じました。サークルでも素敵な友人に巡り合うことができました。コロナ禍という大変な環境の中で歩んできたからこそ、人との繋がりの大切さを改めて感じることができました。支え合い乗り越えてきたその思い出を胸に、これからの人生を歩んでいきます。

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