2024.04.30
学部・大学院
井上晴可ゼミ 「SDGs探究AWARDS 2023」で審査員特別賞受賞
上位3%に値する入賞を果たす!

一般社団法人 未来教育推進機構(UMEDAI)が主催する「SDGs探究AWARDS 2023」にて、情報社会学部 井上晴可ゼミが、審査員特別賞を受賞しました。

本コンテストは、「世界の国や地域におけるSDGs達成のために、私たちができる、または実施しているアクションについて」がエントリーテーマ。募集対象は中高生・大学生・大学院生・専門学生と多岐に渡ります。

応募総数は754件(参加人数は約2600名)に上り、着眼点や想像力、表現力、具体性などの観点から厳正な審査が行われ、最優秀賞2件・優秀賞5件・審査員特別賞10件・協賛団体賞4件の計21件が入賞作品として選出されました。

非常に狭き門の中、見事、井上ゼミが審査員特別賞に輝きました。

■作品テーマ
深層学習を用いた視覚障がい者の歩行支援

■作品の概要
全国の視覚障がい者は30万人を超えており、その中でも歩行時に補助が必要な視覚障がい者における事故の約半数は、障害物との衝突が要因となっている。これらの対策として、啓発ポスターや警備員の巡回、電子白杖やアプリケーションによる支援があるが、注意喚起だけでは障害物がゼロにならない、白杖に比べて高価である、安全な状況でも警告されるなどの課題がある。本提案では、スマートフォンで撮影した動画像から深層学習を用いて点字ブロックおよび障害物を検出し、歩行時の事故に繋がる危険を通知する。これにより、視覚障がい者の事故に繋がる危険な状況を事前に知らせることができ、事故の軽減に期待できる。

受賞者の声

松雪 皓太 さん(4年)
今回、多くの参加者の中から受賞することができ、大変光栄に思います。チームの活動では、なかなかチームが1つにまとまらないこともありましたが、井上先生やゼミの先輩方のご協力のおかげで入賞を果たすことができました。

石山 陽葵 さん(4年)
本学で実施されたZEMI-1グランプリ(ゼミ対抗の研究発表大会)では悔しい思いをしましたが、そこから学外のコンテスト受賞を新たな目標に掲げ、チームメイトや井上先生をはじめ、さまざまな方の助けもあり受賞することができました。

中塚 智視 さん(4年)
チームで活動する上でモチベーションの差や意見のばらつきがあり、うまくまとまらないなどさまざまな困難がありましたが、井上先生のご協力もあり、受賞できたと思います。この経験を忘れることなく、これからも精進し新たな挑戦に臨んでいきます。

中筋 友真 さん(4年)
チームで活動してきて、初めて結果が出たことにとても感動しています。井上先生やゼミの先輩方のご協力があっての結果だと思います。失敗を繰り返す中でも、諦めず成長を続けられたことがこのチームの良さです。

建部 芳仁 さん(4年)
多くの参加者の中から栄誉ある賞に選んでいただき、大変うれしく思います。活動の中で思うような成果が出ず苦しいこともありましたが、チームで助け合うことで乗り越えることができました。

小田 圭悟 さん(4年)
こちらの賞を受賞できたことに感謝しています。これは私一人の努力だけでなく、多くの方々の支援や励ましのおかげです。この経験を糧に今後も精進していきたいと思います。

※学年は2024年4月現在のものです。

指導教員の声

本ゼミでは、2年生からアイデア、思考力、データ分析やAI技術の習得に向け、学生が積極的に取り組める環境作りを大切にしています。ゼミナール教育で取り組んでいる内容に対して受賞できたことを大変嬉しく思います。これからも、新しいことに挑戦したいという学生を支援したいと思います。

この記事をシェア