2024年7月6日(土)、龍谷大学深草キャンパスにて「第23回日本地域政策学会全国研究京都大会」が開催されました。この大会で、古賀ゼミの3年生と2024年4月より東京経済大学から交換留学生として古賀ゼミに参加している小池陸登さんが、ポスターセッションで発表を行いました。
ポスターセッションでは、「地域政策に関する学生の研究や実践活動について」の発表が行われ、古賀ゼミは「異文化交流による情報の非対称性の解消で多文化共生のまちづくり」をテーマに、グループ部門に参加しました。同部門においては、宮城学院女子大学、福知山公立大学、高崎経済大学も参加し、個人部門においては大学院生(東京理科大学大学院、前橋工科大学大学院、龍谷大学大学院など)が参加しました。
初めての学外での発表ということで古賀ゼミ生たちは緊張していましたが、発表後は他の大学や大学院生の発表に興味深く耳を傾けていました。

「異文化交流による情報の非対称性の解消で多文化共生のまちづくり」というテーマは、昨年、東京大学が主催した「チャレンジ!!オープンガバナンス2023(COG2023)」において、東淀川区役所地域課が応募し採択された地域課題「外国人住民の方々などへの情報伝達のあり方について」に関連するものです。古賀ゼミは地域課の方々からアドバイスを受けながら、研究調査活動を進めてきました。
ポスターセッションでは、情報の非対称性の解消、多文化共生、異文化交流による持続可能な地域活性化をキーワードに、企業アンケート調査や箕面市多文化交流センターへのインタビュー調査の結果分析したものを発表しました。また、東淀川区の外国人住民の中で留学生の割合が高いことから、情報の取得や文化の違いについて実態を把握するため、東淀川区の日本語学校(国際未来学院)と一緒に本学で開催した「異文化交流ミーティング」での結果を踏まえ、コミュニティ形成の重要性を強調しました。

・大学院生や先生方を前にして、研究結果を発表することは初めての経験で緊張しましたが、理論的に発表することの大切さを学べました。また、他の参加者のポスター発表を見て、より研究に対して真摯に取り組もうと刺激を受けました。
・他大学の方の研究や勉強になる発表を聴くことができ、貴重な体験をさせていただきました。参加して良かったです。
・他大学の方の研究を聴く機会として、十分に満足できるものになったと思います。自分たちの研究に欠けていた情報や工夫を理解でき、次に活かしていこうと思います。
・今回のポスターセッションでは、撮影者として参加しました。古賀ゼミの発表者は、周りが専門的に研究されている大学院生や先生方が多い中、しっかりと質問に答え頑張っていたと思います。