2024.08.19
学部・大学院
藤本倫史ゼミの1年生4名が、学会発表に挑戦。ベスト5に!

人間科学部 藤本倫史ゼミ(基礎演習)の1年生4名が、日本スポーツ産業学会第33回大会の【スポーツ庁長官賞】アイデアコンペに応募し、第一次審査、第二次審査を通過してベスト5に残り、2024年7月6日(土)に最終審査でプレゼンテーションを行いました。また一次審査を通過した提案のうち上位15件が対象となるパネル展示にも参加しました。

パネル展示資料と藤本ゼミメンバーと藤本先生

発表のタイトルは「ごみスポで地球を推し活!」。スポーツ観戦の際に排出されるゴミの量が減少していない点に着目し、ゴミ箱にゴミを捨てることを一種のアクティビティにすることを提案。バスケットゴールに見立てた箱にゴミを投げ入れると音が鳴るゴミ箱を開発して、ごみ捨てをスポーツ化するアイデアについて、普及させるための取り組みや実施スキーム、収支計画も含めて発表しました。学会の審査員からは、新規性や遊びを取り入れて面白くしている点が評価されました。

入学して間もない4月末に結成されたメンバー4名(山本 風花さん、棚町 真音さん、小野 雅晴さん、竹内 隆真さん)は、応募期限までの1ヶ月間、藤本先生の研究室に集まって活動しました。山本さんは全体の統括とデザイン、棚町さんはアイディアの発案、小野さんは支援企業の交渉や社会課題の明確化、竹内さんは収支計画をぞれぞれ役割分担し、提案内容を考え、藤本先生からの質問に答える過程でアイデアを詰めていきました。当日の発表は、周りは3年生チームばかりの中、ガチガチに緊張しながら臨んだそうです。

人間科学部1年生の山本風花さんは、メンバーの代表として自らの成長を振り返り、「大学に入学するまでパワーポイントを使ったことがなかったのですが、発表資料を作成できるようになりました」とスキルアップした点を挙げました。また、「今回の学会発表を通じて、メンバーを信頼して任せることの大切さを学びました。1人でできることは限られていますが、チームだからこそできることがあります。これからは、もっとチームプレーができるようになりたいです」と意欲を語りました。

4名の学生を指導した藤本先生は、「彼らは今年3月まで高校生だったこともあり、パワーポイントをはじめとするパソコン作業やプレゼンテーションに苦戦していましたが、行動力と向上心の高さでメキメキと力をつけ、本番では他大学に引けを取らない素晴らしい発表をしてくれました」と学生たちの努力を評価しました。そして、「学生の課題設定や目標設定、さらにはそれを実践できる場づくりが重要だと考えています。私も指導者として、少しでも学生たちの力になれるように精進していきたいと思います」と抱負を語りました。

山本さんたちは、この案をさらにブラッシュアップし、秋には別のコンペにも挑戦する予定とのこと。今後の成長が楽しみです。

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