2024.09.27
研究・産官学連携
浅田 拓史 教授の著書が2つの学会で学会賞を受賞
従業員が自ら考え動く組織をどう構築するか。管理会計から考える
情報社会学部の浅田拓史教授の著書『自律創造型コントロールの理論と実践』(大阪経済大学研究叢書第96冊、中央経済社、2023年)が、日本原価計算研究学会2024年度学会賞(著作賞)と日本管理会計学会2024年度 学会賞(文献賞)をダブル受賞しました。
浅田教授は、従業員の行動を指示強制するのではなく、各自が自律的に動機づけられ、創造的な役割を果たすことで、共通の目的を達成する「自律創造型コントロール」を提唱しています。著書では、先行研究を詳細に分析し、コマツやLIXIL、マルト水谷といった企業のケースから、現代の管理会計における新たなアプローチを明らかにしています。
今回のダブル受賞について、浅田教授は「日の目を見ない研究も多い中、このように評価をいただけたことは大変幸運なことだと感じています。これからも実践に根差した良い研究を目指し、精進してまいります。皆様からの温かいご支援に心より感謝申し上げます」と述べています。