2024.12.06
学部・大学院
髙井逸史ゼミ 高齢ドライバー事故ZEROを目指す運動プログラムを提案しファイナリストに選出

2024年11月8日(金)、大阪市都島区のQUINTBRIDGEにて開催される「大阪ヘルスケアビジネスコンテスト2024」において、人間科学部 髙井ゼミ3年生の3名がファイナリストとして「高齢ドライバーの事故ZEROをめざした運動プログラムの開発、啓発そして実践」をテーマに発表しました。本コンテストは、大阪産業局と大阪シティ信用金庫が主催し、健康寿命延伸を目指す新しいビジネスプランを発掘するためのイベントです。

今回、学生たちが提案した運動プログラムは、高齢ドライバーによる交通事故を減少させることを目的としたもので、1次予選(書類選考)から2次予選(プレゼン審査)を経て、最終的に10チームのファイナリストに選出されました。そのうち9社は企業、大学からは大阪経済大学のみが選ばれており、学生たちのアイデアが企業と肩を並べて高く評価されました。

■発表テーマ
高齢ドライバーの事故ZEROをめざした運動プログラムの開発、啓発そして実践

■発表の内容
近年問題となっている高齢者による交通事故を減少させることを目的としています。警察庁は「免許返納」や「安全運転」を推奨していますが、それだけでは十分な対策とは言えません。高齢ドライバーによる交通事故の増加が問題視される中、学生たちは認知機能の低下が一因であると考え、運転に必要な判断力や注意力を高める運動プログラムを提案しました。運動内容は、高齢者でも無理なく実践できるストレッチや体操を中心に構成され、これにより認知機能の向上を図ります。また、運動とともに栄養や日常生活の過ごし方に関するアドバイスをまとめたリーフレットを作成し、高齢者向けのフィットネスクラブや保険会社と連携し、社会的なインパクトを与えるビジネス展開を目指しています。

学生たちは、今回考案したビジネスプランをさらに洗練させ、全国展開を目指すことを意気込んでいます。特に、認知機能を高めるための運動プログラムを普及させることが最終的な目標であり、社会的な影響力を持つ事業として成長させることを目指して、今後も企業や行政機関との連携を深め、より多くの高齢者に役立つサービスを提供していきたいと考えています。

学生の声

岩崎 武彦さん(人間科学部3年)
ビジネスとして評価されることで、より良い社会作りに貢献できるのではないかと感じました。プレゼン中、企業の方々と交流できたことが大きな収穫でした。プレゼンの難しさを実感し、良い経験になったと思います。

谷川 真進さん(人間科学部3年)
多くの企業との交流ができ、ビジネスプランをブラッシュアップできました。プレゼンテーションで自分が思った以上にうまく話せたことに成長を感じました。

角南 圭健さん(人間科学部3年)
高齢者の健康寿命延伸にどのように貢献できるかを考え、実際に自分たちのプランを形にすることに挑戦しました。このような貴重な経験ができたことに感謝しています。

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