2025.02.20
学部・大学院
鶴見緑地パークセンターと連携し「花博記念公園鶴見緑地の利用者満足アンケート」を実施

経済学部の臼田利之准教授が担当する「地域・社会調査」の授業において、「花博記念公園鶴見緑地の利用者満足アンケート」を実施し、その結果を鶴見緑地パークセンター(運営:大和リース株式会社)へ報告しました。本授業では、フィールドワークを通じて地域・社会調査の基礎を学び、実社会で求められる課題設定力、資料作成力、発表力の習得を目的としています。

2024年11月23日(土)に、14名の学生たちは鶴見緑地パークセンターと連携し、公園利用者を対象としたアンケート調査を実施しました。当日は天候にも恵まれ、160名の来園者にご協力いただきました。アンケートでは、来園目的や利用満足度、公園への改善要望について尋ね、公園運営の向上につながる意見を収集しました。

※花博記念公園鶴見緑地(大阪府大阪市鶴見区緑地公園2-163)は、1990年に開催された国際花と緑の博覧会(花の万博)の会場跡地を活用した広大な公園(約122ha)で、年間400万人以上の来園者を迎えている。

アンケート調査の様子
アンケート結果と利用者満足度

2025年1月22日(水)には、鶴見緑地パークセンターの森岡センター長と松尾氏を授業に招き、学生が調査結果を報告しました。アンケート結果によると、公園利用者の総合的な満足度は98%に達し、鶴見緑地の満足度の高さが確認されました。また、公園の魅力向上のために「飲食店の充実」が最も多く求められ、次いで「休憩施設の整備」が挙げられました。

授業後、学生からは「実際に調査を行うことで、アンケートの難しさや根気強さが求められることを実感した」「調査対象の違いや母数の影響など、アンケートの設計について深く考える機会となった」「標本を集める難しさを学び、特に最初の一人目に声をかけることが大きなハードルだった」「就職後の実務を想定した体験ができ、とても有意義な授業だった」との感想が寄せられました。

利用者アンケート調査 報告書(概要)
森岡パークセンター長からのコメント

今回、貴大学の協力を得てアンケートを実施したのは初の試みとなります。改めてアンケートの質問項目など確認するきっかけとなりました。また、学生のみなさんからの報告も直接聞くことができ、非常に有意義だったと感じています。アンケートの結果は良い意見も厳しい意見も含め、今後の管理運営の参考にしていきます。今回のアンケートで初めて鶴見緑地を訪れた学生もいらっしゃると思います。次回はぜひレジャーとしてお越しいただき、鶴見緑地を楽しんでもらえたらと思います。最後に、アンケートを実施してくださった学生のみなさん、この機会を提供してくださった臼田先生にお礼申し上げます。

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