2025.12.22
学部・大学院
走・跳・踊から始まる、運動の原体験 ― マルチスポーツフェスタを開催

2025年12月6日(土)、子どもたちが多様な運動に親しみ、体を動かす楽しさを実感する機会として、「マルチスポーツフェスタ」を開催しました。当日は約30名が参加し、走る・跳ぶ・踊るといった基本的な動きを中心に、さまざまな運動体験に取り組みました。

本イベントは、特定の競技に早期から特化するのではなく、成長期に必要な基礎的な運動動作を幅広く経験することを目的としています。走・跳・踊という運動の原点ともいえる動きを通して、体をバランスよく使う感覚を養い、運動への前向きな意識を育むことをねらいとしています。

当日は、走運動、バレーボール、ダンスなど複数のプログラムをローテーション形式で実施。グループごとに会場を移動しながら、異なる動きやリズムに触れることで、全身を使った多様な運動を体験しました。また、30メートル走や跳力測定などの体力測定も行い、自身の身体の特徴や変化を知る機会ともなりました。

※走運動は、人間科学部客員教授朝原宜治氏の指導法に基づき明石光史ゼミ・九鬼靖太ゼミの学生が指導。
 バレーボールは、サントリーサンバーズ大阪より指導者が来校し指導。
 ダンスは、明石光史ゼミ・九鬼靖太ゼミの学生が指導。

【実施のねらい】
•多様な運動経験による基礎体力・運動能力の向上
•けがの予防と、筋肉・関節・神経のバランス発達
•得意や興味の発見につながる体験
•生涯スポーツへのきっかけづくり

上部:ダンス・ステップ/右下・中央:走運動/左下:バレーボール練習

複数の運動に取り組むなかで、参加者が自分の得意な動きや興味のある運動に気づく場面も見られました。運動を「競技」や「結果」だけで捉えるのではなく、「動くことそのものを楽しむ」原体験として積み重ねていくことが、将来にわたって体を動かし続ける土台づくりにつながります。

今後も大学の知見や施設を生かし、地域と連携した教育・スポーツ活動を展開していきます。本イベントもその一環として、運動の楽しさに出会うきっかけを提供する機会となりました。

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