2026.04.24
学部・大学院
関西広域の未来を考える政策提案で優秀賞を受賞 ― 「大人の修学旅行」で新しい旅を

経済学部2年生・下山朗ゼミの学生チーム「Re:venge」(小林結華さん、米澤旬大さん、鷹尾英明さん、村上穂乃果さん、山田遥翔さん)が、関西広域連合協議会主催「大学生等との意見交換会 ~関西ミライトーク~」において、優秀賞(2位タイ)を受賞しました。
同イベントは、関西の現状や課題について若者世代の理解を深めるとともに、広域行政の取組や運営の参考とすることを目的に実施されています。2026年2月21日(土)に徳島市内で開催され、「東京一極集中の解消に向けて、今、関西ができること」をテーマに政策提案が募集されました。
過去最多となる20大学36チームが応募し、書類審査を通過した9チームが当日プレゼンテーションを行いました。大阪大学、神戸大学、関西学院大学、関西大学などの大学が参加する中での発表となり、ハイレベルな議論が展開される中での受賞となりました。
また、発表後には審査員や関西広域連合の職員、各自治体の若手職員らも交えた意見交換の場が設けられ、学生たちは所属チームの枠を越えて交流を深めながら、政策提案の内容や実現可能性について議論を行いました。
なお、下山ゼミの同イベントにおける受賞は、2021年度の審査員特別賞、2022年度の最優秀賞、2023年度の優秀賞に続き、今回で4度目の快挙となります。

政策提案の概要
下山朗ゼミチーム「Re:venge」による政策提案発表資料(表紙)

下山ゼミのチームは、「『大人の修学旅行』で地域を豊かに-制約と共感による新しい旅の提案-」をテーマに、観光を通じた地域活性化策を提案しました。
日本人観光客の減少や観光地の偏在といった課題に対し、体験型観光(コト消費)に着目し、人と地域をつなぐ新たな旅行のあり方を提示しています。
提案の特徴は、修学旅行の要素をあえて取り入れる点にあります。班行動や役割分担、スケジュール管理といった「制約」を設けることで、参加者同士の共感や協力関係を生み出し、より深い体験価値を創出する仕組みです。
また、コロナ禍で修学旅行を十分に経験できなかった世代に着目し、「共通体験」を軸にした観光コンテンツとして提案している点も評価されました。

実証と実現可能性

提案の実現可能性を検証するため、学生自身が日帰りモデルツアーを企画・実施しました。兵庫県豊岡市出石町を訪れたツアーでは、体験活動や班行動に対して高い満足度が得られています(体験:4.91/5点、班行動:4.73/5点)。
さらに、事業計画の策定にも取り組み、税理士やコンサルタントからの助言を受けながら収支モデルを構築しました。観光業として現実的に成立する収益性を示した点も、本提案の実践性を裏付けています。

学生の声

小林結華さん(チームリーダー)
限られた時間の中で内容の精査と進行管理を行うことの難しさと重要性を実感し、各段階で求められる完成度を意識しながら計画的に進めることの必要性を学びました。内容の構造を理解していたからこそ、本番でも崩れず冷静に進行できた経験から、自分は本番でも思考し続けられるという点に自信がつきました。

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