2026.09.15
学部・大学院
経営学研究科修了生が「経営管理黒澤賞論文」で奨励作を受賞 ― 学術論文も採択

大学院経営学研究科修了生の藤月深都留さん(2026年3月修了/指導教員:吉野忠男教授)が、一般社団法人日本経営管理協会(会長:藤江俊彦氏)の第37回経営管理黒澤賞論文において「奨励作」に選ばれ、2026年6月20日(土)にアルカディア市ヶ谷で開催された第67回経営管理全国大会において表彰されました。

受賞論文の題目は「中小企業M&AにおけるPMIの文化的抵抗と現場介入―実践事例に基づく組織文化統合プロセスの考察―」です。本研究は、修士論文「M&AにおけるPMIと組織変革―中小企業を対象とした組織文化の再構築―」で取り組んだ研究を発展させたものです。

大学院経営学研究科修了生の藤月深都留さん(2026年3月修了)

この賞は、企業会計制度の発展に多大な貢献を果たされたJIMA第5代会長・黒澤清博士の功績を称えて創設された懸賞論文で、毎年多くの応募者が挑戦しています。

また、藤月さんの単著論文「中小企業PMIにおける変革停滞の構造的整理―三事例の比較分析を通じて―」は、組織学会の『AAOS Transactions』に採択され、第15巻第1号に掲載予定です。早期公開は2026年10月18日(日)、本公開は2026年11月10日(火)に予定されています。『AAOS Transactions』は、組織学会(Academic Association for Organizational Science:AAOS)が2022年から刊行しているオープンアクセスのオンラインジャーナルです。

藤月さんは、経営学研究科が2027年度に開設する博士後期課程への進学を希望しています。今後のさらなる研究の発展が期待されます。

受賞者の声

この度は、第37回経営管理黒澤賞論文において「奨励作」としてご評価いただき、大変光栄に思います。本研究は、修士課程で取り組んだ中小企業M&A後のPMIと組織変革に関する研究を発展させ、制度や方針の導入だけでは変わらない現場の行動や組織文化に着目したものです。実務で経験してきた課題を研究として整理し、学術的な検討につなげることができたのは、吉野忠男先生をはじめ、ご指導・ご協力いただいた皆さまのおかげです。今回の受賞を励みに、今後も中小企業のM&A後統合において、組織がどのように変化し、停滞し、再び動き出すのかを明らかにする研究を継続していきたいと考えています。実務と理論の双方に貢献できる研究を目指します。

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