2025年11月23日(日)、大阪経済大学にて「だいけいだいキッズスマイルフェスタ 〜みんなでワクワク!まなびとぼうさい〜 」を開催しました。
災害時に地域の避難所として指定されている本学が、地域と連携して防災意識を高めることを目的に実施したもので、「防災・教育・福祉」をテーマにした子ども向けの体験型イベントとして、昨年度に続く2回目の開催となりました。当日は2,500名を超える来場者が詰めかけ、大盛況となりました。
本イベントは、本学の学生や教職員、地域の団体・企業が協力し、子どもたちに「43」の体験プログラムを通じて防災や福祉などを楽しく学べる機会を提供するものです。
地震や豪雨をARで体験できるアトラクション「HERASEON(ヘラセオン)」や、ライトとレジ袋で作る「どうぶつランタン」、防災クイズに挑戦する「防災すごろく大作戦」など、遊びながら防災を学べる企画が並び、親子連れでにぎわいました。また、能登半島地震で被災した珠洲市の復興支援に携わった学生による写真展示も行われ、災害を“自分ごと”として考えるきっかけになりました。
教育や福祉をテーマにしたブースも充実しました。四足歩行ロボットを操作して救助者のもとへ向かう「ロボット操縦体験」や、大工さんの仕事を体験できる「こどもこうむてん」、高齢者の方と学生がともに働く「みんなでカフェ」、福祉事業所の商品を販売する「くすのきエール・マルシェ」、成長段階に合わせた遊びを企画した「心理学×あそびの広場」など、それぞれのブースで学生と地域の方々が交流を深め、会場全体があたたかな雰囲気に包まれていました。繊維くずや廃材を使って作品を作る「アップサイクル体験」では、ものづくりを通してSDGsへの関心を持つ姿も見られました。
本学と連携協定を結ぶ大阪電気通信大学のブース「病院のお仕事を体験しよう!」では、実際の医療現場で使用される道具を用いて、子どもたちが“お医者さん気分”で医療体験を楽しみました。同じく協定先である高知県黒潮町のブース「非常食は、日(ひ)常食?!8大アレルゲンフリーの防災缶詰試食」では、日常と防災をつなぐ「食の備え」について学ぶ機会となりました。
キャンパス内には、地震体験車や自衛隊車両、ミニパトカーも登場。子どもたちは目を輝かせながら体験や記念撮影を楽しんでいました。各ブースでは学生たちが積極的に声をかけ、子どもたちと一緒に学び合う姿が多く見られました。
終始、笑顔と活気に包まれたキャンパスでは、地域と大学がともに防災・教育・福祉の大切さを分かち合いました。本学は今後も、地域との協働を通じて防災意識の向上や社会貢献活動に取り組んでまいります。