2024.05.09
研究・産官学連携
高知県黒潮町と包括連携協定を締結
砂浜一面に並んだTシャツがはためく中、締結式を行いました

大阪経済大学および高知県幡多郡黒潮町による包括連携協定の締結式が、2024年5月2日(木)に砂浜美術館(高知県幡多郡黒潮町入野)のTシャツアート展すなはま教室で行われました。

今回の協定は、本学と黒潮町が様々な分野に関する包括的かつ継続的な連携を推進することにより地域の課題解決及び活性化、人材育成を図るとともに、地域社会の発展と大学における教育・研究に寄与することを目的としています。

締結式では、はじめに松本敏郎町長が「この高知県の西部には大学がありません。そこに建物のない大学ができるんじゃないかという長年抱いてきた夢が、現実になりつつあることを感じて感激しております。私たちは、1989年からはじまった砂浜美術館を通じて、ものの見方を変えれば新しい発想が生まれる、今まで何気なく見ていたものに意義と主体性を加えれば新しい価値が創造できる、という体験をたくさんしてきました。また、南海トラフ巨大地震に備える町の思想は、地震と戦うのではなく、自然現象として受け入れ、自然と共生することに重点を置いています。この協定が町と大学の絆を深め、『私たちの町には大学ありません。町そのものがキャンパスです』となることを願っています」と挨拶。続いて、協定書ならぬ協定Tシャツに山本俊一郎学長と松本町長が署名しました。

Tシャツがはためく「すなはま教室」での締結式は、ドレスコードもTシャツ

署名後には、山本学長が「『くろしおキャンパス』という素晴らしい場所をご用意いただき、青空のもとで調印できたことに感激しています。本学はミッションに『創発』を掲げ、異なる価値観が交わることで新しいアイデアが生まれる場所を目指しています。これまで通りの考え方では社会課題が解決できないという時代に来ている中で、黒潮町が自然豊かなキャンパスとして、学生たちに新しい価値観をもたらし、社会課題の解決に貢献する人材を育成する場になると確信しています」と挨拶し、締結式は終了しました。

潮風でひらひらする、すなはま教室に掲げられた協定Tシャツ
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