2025.06.23
研究・産官学連携
大阪経済大学と大阪電気通信大学が大学間連携協定を締結
経済×先端テクノロジーの異分野融合で未来の人材を育成
写真左から、塩田 邦成 学長(大阪電気通信大学)、山本 俊一郎 学長(大阪経済大学)

2025年6月9日、大阪経済大学と大阪電気通信大学は、大学間連携に関する包括協定を締結しました。式典は大阪電気通信大学寝屋川キャンパスのOECUイノベーションスクエアで開催され、両大学の学長をはじめとする関係者が出席しました。

本協定は、大阪経済大学が培ってきた経済・経営領域の「実践知」と、大阪電気通信大学の工学・情報・医療・ゲーム領域の「実践知」を融合し、学問領域の垣根を越えた新たな知の共創を目指すものです。今後は、授業科目の共同開発、相互履修・単位互換、共同研究、学生交流プログラムなど、学びの連携を多角的に展開していきます。

また、「知と知をつなぐ」をキーワードに、文理の枠を超えた越境型教育プログラムの構築も視野に入れ、デジタル時代に求められる、幅広い視野と課題解決力を備えた人材の育成に取り組みます。

両学長のコメント

大阪経済大学 山本学長
今回の協定は、約1年前に参加した学長セミナーで大阪電気通信大学の改革的な取り組みに触れたことがきっかけでした。人口減少が進む中、大学には時代に即した変革が求められており、本学としてもSTEAM教育や文理融合の必要性を強く感じていたところです。両大学は学びの領域が補完関係にあり、特に大阪電気通信大学からは、金融工学や経済・経営を学ばせたいという声もいただいています。そうした中で、協働の可能性に確信を深めました。創立100周年に向けて掲げる「創発」の理念のもと、多様な視点が交差し、新たな価値が生まれる場を両大学で築けることを、大きな強みと感じています。

大阪電気通信大学 塩田学長
山本学長とはこれまで多くの場面で意見を交わしてきましたが、教育にかける真摯な姿勢に常々共感していました。本学では工学・情報分野を中心に専門教育を行っていますが、学生の多くが企業に進むなか、経済や経営の視点を学ぶ機会が十分とは言えませんでした。技術を社会に届けるには、ビジネスの理解が欠かせません。今回の連携は、まさにその課題を補完するものであり、異分野の学びを通じて新しい価値を生み出せる人材の育成につながると確信しています。両大学の強みを活かしながら、社会的課題にも応えうる教育の形を、共に創っていきたいと思っています。

今後、経済と先端テクノロジーの融合から生まれる新たな価値が、関西、そして日本の未来を担う人材の育成へとつながることが期待されます。

締結式の様子

◆関連リンク
大阪電気通信大学ホームページ:https://www.osakac.ac.jp/

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