2026.04.16
就職・キャリア
大経大ENT塾から起業へ — 社会の構造に挑む、就活支援サービスの創出

本学の情報社会学部を2022年に卒業し、大学院経営情報学研究科を2024年に修了した井川孔貴さんは、在学中に大経大ENT塾(※)での学びをきっかけに、起業という道を選びました。

井川さんは、学部時代にビジネスプランコンテストに多数応募した経験から、日々ビジネスプランを考えることが習慣になったといいます。さらに、大経大ENT塾に参加し、上場企業の経営者の話や経験談を目の前で聞く中で、「ビジネスプランの実現を身近に感じたことが一番の起業動機になった」と振り返ります。

こうした経験を経て、2023年8月にJobFight合同会社を設立。現在は、新卒学生向けの就職活動支援サービスを中心に事業を展開しています。

※大経大ENT塾・・・起業や事業創造を志す学生のための課外プログラム。単なる起業ノウハウの習得にとどまらず、「守りではなく攻め」「分析より行動」「既存より新規」「正確さよりスピード」といったアントレプレナーシップ・マインド(起業家精神)の育成を重視している。講義や起業家との対話、ビジネスプランづくり、実践的な挑戦を通して、自ら考え行動する力を磨くことを目的としており、スタートアップから個人事業まで幅広い挑戦をサポートする。

JobFight合同会社 代表 井川孔貴氏(情報社会学部2022年卒業/経営情報学研究科2024年修了)
就活支援サービスを通じて、社会の構造に向き合う

同社では、LINEオープンチャットを活用した「就活情報共有コミュニティ」を運営し、約5万人の現役就活生が参加。情報交換や相談を通じて、学生同士が支え合う場を形成しています。

また、就活支援アプリ「JobFight」では、就活専用メール機能や面接日程の自動抽出カレンダー、企業エントリー管理などの機能を提供し、就職活動の効率化を支援しています。

井川さんは、起業にあたり「仕組みから社会を応援する」という理念を掲げました。そこには、「人々がお互いのミスや問題を攻め合うのではなく、構造から変えて社会を前進させたい」という思いが込められています。

「現在の日本は、他国と比べても構造が前に進んでいないように感じる場面が多く、お互いのミスを指摘し合うような世の中になっているように見えます。そうではなく、構造そのものを変えていくことで、日本を前に進めたいと考えています」

大経大ENT塾での学びを原点に、実際の事業として社会に価値を届け始めた井川さん。今後は、日本の何か一つ以上の構造を大きく変え、日本中に良い例を示していくことを目指しています。

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