2024.12.19
学部・大学院
人間科学部1年生チーム スポーツ庁「スポーツ・健康まちづくりデザイン 学生コンペティション2024」のアイデア部門で優秀賞受賞!
二次審査会でのプレゼンテーションの様子

人間科学部1年生のチーム(山本風花さん、棚町真音さん、西浦凛さん)が、スポーツ庁が主催する「スポーツ・健康まちづくりデザイン 学生コンペティション2024」でアイデア部門の優秀賞を獲得しました。

このコンペでは、スポーツによる地域振興の価値をふまえて、身近なまちなかのスポーツ環境の創出や健康まちづくりに寄与するアイデアやデザインを競います。応募のあった45点のアイデアのうち17点が一次審査を通過し二次審査へ。11月6日(水)に東京で開催された二次審査会でプレゼンテーションが行われ、本学チームが発表した「ぽちゃ0(ゼロ)プロジェクト~日本一歩く人の多い町の作り方~」が、アイデア部門の優秀賞を受賞しました。

発表した提案は、本学が位置する東淀川区をイメージして考えた、歩くことでまちの課題を解決するアイデアです。アイデアの面白さと収支計画を入れた実現可能性の高い内容が評価され、今回の受賞となりました。

東淀川区のデータを見ていて、自転車事故が多いこと、40~70代男性のBMIが高いことに注目して、歩く機会を増やしてはどうかと考えたのがアイデアのはじまりでした。
アプリで歩く距離の目標を設定し、達成すると地域の商店街のお店で使えるポイントが付与されます。工夫したのは、ポイントを稼ぐだけではなく、目標未達の場合には持ちポイントが没収されること。没収されたポイントは、プロジェクトチームの活動資金や寄付金として使われるようにしました。また、高齢者世代はスマホの利用にハードルがあるので、アプリ利用促進のためのイベントも提案に組み込みました。

室伏 広治スポーツ庁長官と

チームでリーダーを務めた山本さんは、「今回のコンペでは大学院生が多く参加していたのですが、彼らの発想や視点の持ち方が私たちとは全然違っていて刺激を受けました」と振り返るとともに、「既存ベースのアイデアだけでなく、もっと知識をつけて頭をやわらかくして新しい発想ができるようになりたいと思いました」と今後の抱負を語りました。

指導した人間科学部の藤本 倫史 准教授は「日本スポーツ産業学会の企画コンペに引き続き、様々なことと並行しながらよく頑張ったと思います。春からプレゼンテーションや資料作りの力が着実についてきて、やはり継続することは大切だと感じていますし、彼女たちの頑張りには脱帽です。ただ、これに甘んじることなく、向上心を持って引き続き頑張ってほしいと思っています」と学生たちを激励しました。

表彰状を持って記念撮影
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