2025.09.10
学部・大学院
「第39回自治体学会 長野大会」に参加~地元企業とのアップサイクル活動について発表~

2025年8月22日(金)・23日(土)、経営学部・古賀敬作ゼミの3年生が第39回自治体学会 長野大会のポスターセッションに参加。「廃材アートによるアップサイクル地域活動―地域の知恵と資源の融合」というテーマでポスター発表を行いました。

学会には古賀ゼミを含めた12団体が参加し、地域課題や行政に関する様々な出展がありました。ポスターの説明や質疑応答のためのコアタイムで、学生たちは学会参加者の方々と熱心に意見交流をし、有意義な時間を過ごしていました。

地元企業とタッグを組んで、持続可能な地域社会を目指す!

今回のポスター発表は、2025年8月3日(日)にかみしんプラザ(大阪市東淀川区)で実施した「かみしんプラザ廃材アート製作サマーイベント」での成果を踏まえています。このイベントは、古賀ゼミが今年3月に参加した「第11回東淀川みらいEXPO~カケルヒガシヨドガワ2~」で交流のあった区内企業(※)から、廃材のご提供をいただき実現しました。

イベントでは、繊維くず・ろ紙・木材・ペットボトルキャップといった廃材を用いて、ぬいぐるみやランタン、はてにゃん。(本学マスコットキャラクター)スタンプなどのアート作品を、地域の方々と一緒に製作。多くの方にご来場いただき、ゼミ生たちは製作の説明やお手伝いで慌ただしくしていましたが、地域の方々との交流を楽しんでいる様子でした。

(※)ご協力いただいた企業
安積濾紙株式会社、飯田繊工株式会社、株式会社山本博工務店、マスダエーセイ株式会社

イベントを経て学生たちは、「地元企業とのカーボンニュートラルなどに向けての“協働”が持続可能な地域社会づくりにつながる」という大きな気づきを得られたといいます。その気づきだけでなく「アートのもつ人や地域を活性化させる力」など、様々な観点からポスターにまとめ上げ、今回の自治体学会での発表に臨みました。

古賀ゼミは毎年「地域連携 学生フォーラム in Osaka」にも参加しています。今年は2025年10月12日(日)に開催される予定です。
学生たちはフォーラムに向けて、今回の自治体学会で得た多くの知見をもとに、発表ポスターのブラッシュアップに取り組んでいきます。

参加学生の声

・多くのご意見をいただく中で、自分では思いつかない発想に触れることができ、有意義な時間を過ごせました。また、自分たちの取り組みを評価していただけたことや、関心をもっていただけたことで、やりがいを感じました。
・初対面の社会人や研究者の方々の前での発表は、今回が初めてでした。最初は緊張でうまく話せない場面もありましたが、次第に「もっと質問や意見を聞いてみたい」という気持ちが強まり、徐々に自信を持って対応ができるようになりました。厳しいご意見もいただきましたが、今後の研究や発表に活かせる貴重な材料として、ゼミの仲間と共有したいです。
・実際に取り組みを説明することで自分の理解をさらに深めることができ、今後の課題や改善の方向性を具体的に考える契機になりました。多角的な視点からの評価や助言をいただくことがでました。
・関西以外の方も私たちのブースに立ち寄ってくださり、「創造的アップサイクルという取り組みによって、最終的にどのような効果をもたらしたのかを示すと良いのではないか」というご助言をいただきました。他のブースでは、様々なジャンルのお話を聴くことができ、勉強になりました。

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