2026年10月12日(月)、はるな愛客員教授による特別講義を開催しました。前回に続き2回目となる今回、持ち前の明るい笑顔で登場したはるな氏は、「大学なんて本当に縁遠い家庭で育ったので、まさかこうして皆さんの前でお話しするとは思っていませんでした」と語り、会場を温かな雰囲気に包みました。
講演では、今年2月に世界配信されたNetflix映画『This is I』にも触れながら、自身の歩みを振り返りました。同作品は、はるな氏の半生を原案として制作され、配信後は世界各国で大きな反響を呼んだそうです。
そのうえで、「みんなそれぞれの頭文字がある」という言葉を用いながら、多様性とは特定の属性だけを指すものではなく、誰もが人には言えない悩みや個性を抱えていることだと説明しました。
また、人を一つのイメージだけで捉えてしまう「ステレオタイプ」について触れ、「隣にいる人のことをちょっと知ってみよう、というところから多様な世界が始まっていく」と学生たちへメッセージを送りました。
さらに、東京2020パラリンピック開会式に出演した際の経験を紹介。「みんな違ってみんないい。でも、みんな一緒がもっといい」という言葉が今も心に残っていると語りました。講演の最後には、参加者全員で手話による「ありがとう」の表現を学び、多様な人々への理解を行動につなげる大切さを伝えました。
休憩後の質疑応答では、学生や参加者から多くの質問が寄せられました。「はるな愛」という名前の由来や、自身が大切にしている考え方について語ったほか、子どもとの接し方に関する質問には、「同じ目線、同じ温度、同じスピードで寄り添うことが大切」と回答。一人ひとりと向き合う姿勢の重要性を伝えました。
最後に、「人生の分かれ道では、『どっちが大西賢治の人生として最高かな』と考えるようにしている」と語ったはるな氏。「一度きりの人生だから悔いのないように生きたい」というメッセージとともに、特別講義を締めくくりました。
2025年度特別講義:はるな愛客員教授による講演会「LGBTQ+当事者が語る『自分らしさ』とは」