2024年10月20日(日)、グランフロント大阪で大学コンソーシアム大阪主催「地域連携学生フォーラム in Osaka 2024」が開催されました。このフォーラムは、地域との連携を通じた研究、ボランティア活動等について発表し、学生が地域と協力して活動する意識を高め、自己評価の機会を設けるとともに、地域との連携に際しての配慮すべき点や実践的な知識を参加者と共有することで、大学の地域貢献活動をさらに深化させる機会としています。
今年のテーマは「集え!大阪Lover ~出会い、地域で支え合い~」でした。6大学(大阪国際大学短期大学部・大阪電気通信大学・関西大学・摂南大学・桃山学院大学・大阪経済大学)6チームの発表があり、古賀ゼミからは3年生の5名が「異文化交流から多文化共創へ~地域情報共有や地域関係づくり~」というテーマでポスター発表を行いました。
古賀ゼミでは、東淀川区が地域課題として捉えている「非常事の備え!高齢者や外国人など、情報弱者を無くしたい!」について、異文化交流・多文化共創の点から、同区の企業(安積濾紙株式会社)や日本語学校(国際未来学院)の留学生と連携して本課題に取り組んでいます。2024年7月の「日本地域政策学会全国研究京都大会」、8月の「自治体学会鹿児島・日置大会」ポスターセッション発表時の参加者からの意見や、同じく8月に主催した「かみしんプラザ異文化交流サマーイベント」での体験・結果を踏まえて、今回の発表に臨みました。
その他、参加大学の発表テーマは以下の通り。
・大阪国際大学短期大学部:「“食”をとおした地域とのつながり」
・大阪電気通信大学:「香里三井団地ニコニコのデザインプロジェクト‐学生と住民によるコミュニティ拠点整備」
・関西大学:「子どもと関わるボランティア」
・摂南大学:「地域振興・農業振興への貢献につながる6次産業化の取り組み」
・桃山学院大学:「コミュニティの輪の創出」
参加学生たちは、地域連携に真摯に取り組む各大学の優れた活動成果を聞き、お互いに刺激を受けた様子でした。
また今年のフォーラムでは、午前の部はポスター発表、午後の部はワークショップが行われました。ワークショップでは「万博を若者に広げるには、何ができる?」という課題でグループディスカッションを行い、最後はグループ別に全体発表を行いました。その後、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会から大阪・関西万博に関する紹介も行われ、本フォーラムは幕を閉じました。
・発表の際は、台本通りの文章ではなく自分なりに話しやすい言葉に変え、相手に伝わりやすいように工夫することが大切であると学びました。また、他大学の行っている活動にどのような課題があるかなど、知ることができる良い機会だったと感じました。
・他大学の学生との交流により、各大学が地域のためにどのような活動をしているのかを知ることができ面白かったです。自分たちの研究をさらに深め、東淀川区に住む留学生・外国人の方々が過ごしやすい町づくりの手助けができればと思います。
・人前での発表経験が少なく苦手意識があったため、不安と緊張で頭がいっぱいでした。他大学の学生は内容が頭に入った状態で聴衆を見ながら発表しており、「すごい」の一言でした。他大学の発表で魅力的な活動事例が多数あり、良い学び、良い経験になりました。
・普段は関りが少ない他大学の学生と交流できる貴重な機会でした。若者を集客するための新しい万博キャラクターを考え、一つのポスターに皆でアイデアを書き込んだり、思ったことを自由に話し合ったりと、楽しみながら学ぶことができました。
・他大学の学生たちとグループワークを行うことで新たな視点や気づきがあり、参加意義が大いにあるイベントだったと感じました。