特集：オープンキャンパス｜SPECIAL VOICE！

自分と同じ悩みを抱える高校生の力になりたい。

高校生の頃、私には特に関心のある分野がなく、大学での勉強を不安に思っていました。しかし、情報社会学部に入学して多様な授業を受ける中で興味のあるテーマに出会うことができ、大学生活は充実したものになりました。ただ、これは今だからこそ言えること。私と同じ悩みを抱える高校生はたくさんいると思います。「彼らに大経大の魅力を伝えられれば、きっと助けになる」、そんな想いがきっかけとなり、3年生の時、オープンキャンパスでの学部プレゼン担当に立候補しました。

学部プレゼンでは、学生が高校生に大学の魅力を伝えます。人前に立つのは得意でしたが、考えを伝える言葉選びは難しく、原稿作成は難航しました。そんな時、先輩から「もっと簡単な言い方に変えてみたら？」と助言が。原稿を見直すと、確かに話し言葉では使われない硬い言葉が並んでいました。例えば「分析した」という表現も、「なんでだろう、と考えて調べてみました」と変えると、ぐっと馴染みやすくなります。修正を重ねた原稿は、先輩からも「わかりやすくなった」と褒めてもらえました。

進路選びに自信を持てなかった私でも、大きく成長できた場所。

プレゼン当日、教室には100名を超える高校生や保護者が。壇上に登ると視線が集まり、緊張が高まりました。でも、「きっと進路の悩みを抱えながら参加している子もいる。私だから伝えられるメッセージがある」、そう思うと心が落ち着き、練習通りに話すことができました。

オープンキャンパス終了後、アンケートの中に「あなたのプレゼンが良かった」という声が届いていたそうです。私の想いがしっかり伝わったことを実感して、誇らしい気持ちになりました。

自分の想いを100%伝えることは難しい。でも工夫次第で、伝わりやすくすることはできる。オープンキャンパスでのプレゼン経験は、これから先も私の力になると思います。入学前は悩んでいた私でしたが、自信を持って「成長できた」と言える4年間になりました。今、悩んでいる受験生には、「大学には、学びたいことも、成長も待っているから安心して」と伝えたいですね。