高校の指定校推薦枠で、大阪経済大学の存在を知りました。早速調べてみると、弓道部が強いとか。私は高校時代ずっと弓道をしていたので、強豪校で弓道を続けられるならと思い入学を決意しました。また、将来は教員になりたいと考えていたので教員免許が取得できるところもポイントでしたね。大阪経済大学なら、部活も勉強も、自分のやりたいことができそうだと感じました。地元の香川を離れるのは少し寂しかったですが、新しい場所へ飛び込むことで成長できるのではないかと思い、期待で胸がいっぱいでした。

入学して驚いたのが、経済学部の授業です。経済学は文系の学問なので、テキスト中心の授業だとばかり思っていたのですが、意外にも計算をする機会がたくさんありました。数学が苦手な私にとっては、ちんぷんかんぷんで「経済学って難しいなあ」と感じていました。

友人に助けられながら計算の多い授業もなんとかこなしていましたが、「マクロ経済動学」の授業がきっかけで、経済学の面白さに目覚めました。日本の時事問題や経済問題と絡めた経済理論の説明はわかりやすく、毎回授業を聞くのが楽しみに。ニュースを見るたびに「この政策はいいかも」「この政策は良くないかもね」などと、今まで考えたことのない次元で考察できるようになりました。担当の小川教授の人柄も素敵で、ちょっとした雑談トークが面白かったです。

3年生になってからは、小川教授のゼミに所属しました。ゼミでは、学生がそれぞれ自分の関心のあるテーマについて研究します。フリマアプリのビジネスについて研究する人や、アニメの聖地巡礼がもたらす経済効果について研究する人がおり、発表を聞くだけでも面白いです。今、私は「韓国コスメが流行る理由」を調べるため、コスメの価格や店舗の営業時間、ブランド戦略などのデータを収集しているところです。

教員免許取得に向けた勉強も順調です。「教師のたまご」という教員を目指す仲間のサークルに所属しており、学生同士で面接練習や模擬授業を行ったり、教員採用試験の過去問に取り組んだりしています。将来は地元へ戻って働きたいという想いが強いので、教員として戻れたらベストですね。

大学では、弓道部の活動や教職課程、経済学などさまざまなことを体験し学んでいますが、改めて自分の地元愛というものも強く感じています。たまに地元に帰るとやっぱり安心しますし、大学で学んだ地域政策の知識が、何か役に立てられるのではないかと思います。卒業後、地元に貢献するためにも、今、目一杯大学を活用して、充実した学生生活を過ごしたいと思います。