小学生の時に大阪が舞台の「ラブ★コン」というマンガを読んで以来、関西好きに。一度、関西に住んでみたいと思っていました。
高校3年生の時の担任も関西出身。先生に教えてもらって大経大のことを知りました。
当時、地方公務員を目指していたのですが、経済学部を選んだのは、地方公務員になるにしろ、就職するにしろ、経済の専門知識なら万能で、役立つと考えたからです。
大経大に通い始めて、念願の関西暮らしが始まり、関西弁がすごく新鮮で嬉しかったですね。
最初は、サークルを楽しみたい、資格も取りたいと意気込んでいました。けれど、結局どちらも長続きせず…。
このままでは、大学で何もしていないことになる。焦りを感じ始めたときには、すでに所属ゼミを決める時期になっていました。
宮川教授のゼミを知ったのは、ゼミの説明会です。学内プレゼン大会「ZEMI-1グランプリ」では毎回上位に進出。
プレゼンテーションに力を入れている、遊びと勉強のメリハリをきちんとつけていると評判のゼミ。
それを聞いて、「このゼミに入って変わりたい。何かに挑戦したい」という気持ちが湧き上がってきました。
研究テーマは行動経済学。戦略的に人の心理と行動を読み取って、先回りして活用していく実践的な経済学です。
ZEMI-1グランプリに向けて、真剣に研究・分析・発表に取り組みました。
それまで、なんとなく大学生活を送っていた私ですが、ゼミに入ってからは、大きく変わったと思います。
研究に夢中になれましたし、仲間と力を合わせる難しさや楽しさも学びました。
結果的に、私たちのグループはゼミ代表には選ばれなかったのですが、この研究で得たものが、後の就職活動や企業選びに大きく生きることになりました。
進路希望は、早い時期に地方公務員から一般企業への就職志望に切り替えました。公務員の勉強より経済学の方が、断然、面白くなってきたからです。
ゼミでの研究のおかげで、「自分なりに考えたアイディアを実現し、良い方向に持っていくこと」が、やりたいことだと気づくことができました。
幅広い製品が扱える商社で、大好きな日用品の売り場を手がけたいと考えるようになり、第一志望に、株式会社あらたを選択。
日用品・化粧品の卸商社で、プラザやロフト、ドラッグストアなどの化粧品売り場の製品を扱っている企業です。
面接では、ゼミで培った経済学の知識とプレゼンスキルをフル活用。
「お客様の目を楽しませる売り場を作りたい」という熱意を猛アピールしたところ、最初の内定者として採用が決まりました。
大経大のゼミは私の将来を大きく変えてくれました。
将来は、結婚・出産後も仕事を続けて、女性の目標となるようなキャリアを積んでいきたいと思っています。