高校時代から今まで、弓道を続けています。本学の存在を知ったのも弓道がきっかけ。高校の弓道大会で大阪経済大学弓道部の監督と出会い、「この先生の元で弓道をしたい」と入学を決めました。部活だけでなく学問の分野でも、商業高校で学んだことを生かせる大阪経済大学の経営学部は魅力的でしたね。経営学を学ぶことは、ビジネスを学ぶことです。どんな業界を進路に選ぶとしても、ビジネスの基礎を理解していて、なおかつ資格などの技能があれば、就職に困らないのではと考えました。

また、入学と同時に弓道場がある摂津キャンパスの近くのアパートで一人暮らしを始めました。弓道部の活動を中心とした生活は、自分の弱さに挑んだり、他人への接し方を改めたりと、人間的に大きく成長することができたと思います。

もちろん、学生の本分である学業にも力を入れていました。資格のための勉強が主だった高校までの授業とは異なり、大学ではフィールドワークやグループワークなど自分の考えをまとめる機会が多く、慣れないうちは苦労しました。例えば、「2つのスーパーを訪れて比較し、レポートをまとめる」という課題があったのですが、どうやってまとめたらいいのか見当もつかず、レポートの構成から悩んだりしました。また、ビジネス法の授業も専門用語が難しく、毎回頭にハテナがいっぱいでした。

けれども、高校時代から身についた勉強スタイルを貫くことで、新しい分野の勉強も自分らしく取り組めるようになっていきました。理解できなかったらとことん調べる、授業では板書だけでなく口頭による説明もメモをとる、試験勉強は計画的に進める、そんな勉強方法が奏功し、成績上位をねらえるようになったのです。3年生になった春、自宅に封書が届き「大樟奨学金」の対象者に選ばれたことを知りました。

部活の先輩に対象者がいたため、大樟奨学金という成績上位者が受給できる奨学金があることは知っていました。ですが、まさか自分がその対象者になれるとは思ってもみなかったです。受給できる金額は年間授業料の半額相当なので、とても助かります。部活と学業中心の生活で、一人暮らしをさせてもらっている身としては、とってもありがたいですね。両親へ少しだけ恩返しできたかなと思います。

今は奨学金のおかげでアルバイトをすることもなく、弓道部の活動に専念できています。今期のリーグ戦では、的中率0.975という好成績で個人優勝を果たしました。奨学金は、勉強へのモチベーションアップにもなったので、今後も勉学に励み、来年度も受給対象者に入ることを目標にしています。