特集：英語・韓国語カフェ｜SPECIAL VOICE！

最初は、少し勇気が必要だった。

幼い頃から、家ではいつも洋楽が流れていました。もともとは母の趣味ですが、自然と私も好んで聴くように。この曲はどんな国で生まれたのだろう、どんな想いが込められているのだろう。いつからか、海の向こうの文化に興味を抱くようになりました。

大学に入学してすぐに、外国人の先生たちと英語で話せるE-cafeの存在を知りました。英会話の勉強になるのはもちろん、海外の話も聞けるチャンス。ですが、なかなか足を運べませんでした。私は人見知りする性格で、英語が得意なわけでもありません。いきなり外国人と話すと思うと、気後れしてしまったんです。それでも勇気を出して扉を開くと、E-cafeの皆さんは優しく迎えてくれました。外国人の先生たちも、難しい単語は別の言い方に置き換えてくれるなど、歩み寄ってコミュニケーションをとってくれました。おかげで安心して、英語に親しみながら話せる単語やフレーズを増やすことができました。

先生たちの話に刺激され、カナダへの留学を決意。

E-cafeに通っているうちに、自分でも実感できるほどに英語が上達しました。会話のリズムも良くなり、これまで以上に楽しい時間を過ごせるようになりました。アメリカやイギリス、南アフリカ。さまざまな国籍の先生たちから聞く音楽や文化の話は刺激的でした。E-cafeの時間が終わっても話は尽きず、帰りの電車でも先生と話すように。そしていつからか、話だけでは物足りなく感じるようになったんです。海外で暮らしてみたい。自分の目や耳で、その国それぞれの文化を感じてみたい。日々強くなる想いを抑えられず、3年生になる春からカナダへ留学することを決めました。

カナダでは、ホストファミリーとのコミュニケーションを特に楽しみにしています。思えばE-cafeに通い始めてから、人見知りだった性格も変わったように感じます。最初は「外国人の話を聞いてみたい」、ただそれだけの動機だったのに、まさか留学を志すようになるとは。初めてE- cafeに足を踏み入れた小さな勇気が、大きな成長につながりました。留学中も臆することなく、思う存分現地の暮らしを味わいたいと思います。