吉野忠男教授(経営学部経営学科)が担当する「コンサル基礎演習Ⅲ」では「グランフロント大阪に出店しよう」をテーマにスペシャリスト養成コースに在籍する31名の学生が取り組みました。
こんなお店を出したい!からスタートしたアイデアをベースとして、6月には、グランフロント大阪を訪れ実地調査を行いました。参考にしたいお店を取材した他、隣接する店舗について調べたり、エスカレーターやエレベーター、トイレの位置なども確認して、どの場所に出店するのがよいか検討材料としました。
報告会では、実地調査を経てブラッシュアップしたビジネスプランを発表し、受講生が相互に実現性などの5項目を1~7点で評価、最も平均点の高い上位5名を決定しました。そして、コロナで家にこもり運動不足に悩む人が多い現状に注目し、体形を気にする20~30代の独身女性ターゲットにした関原広之助さんのビジネスプラン「パーソナルフィットネスクラブ」が第1位に選ばれました。
担当の吉野教授は「本講座は『道頓堀アンケート調査』『商店街を勝手に応援』など年度ごとにテーマを変えて開講してきました。今年度は対面講義が完全復活したこともあり、各学生が問題の所在を発見し熟考する場面に向き合うことができました。グランフロント大阪への出店を目標にビジネスを構想する姿には学生らしい考え方、アイデアがみられ、しかも重複テーマが無いという個性豊かな大経大生の真骨頂そして可能性を再認識することができました」と講座を振り返りました。