SD(Staff Development)の取り組み

SD(Staff Development)の取り組み ―教職員の人材育成・組織開発―

■SDへの想い

1932年(昭和7年)の浪華高等商業学校開設を起源とする本学は、2032年にいよいよ創立100周年を迎えます。現在高等教育を取り巻く環境は変化の速度を増しており、関連領域で見れば18歳人口減(2018118万人→2030103万人→204088万人)、大学進学率の上昇(201852.6%→204057.4%)による大学のさらなる大衆化、飽和状態にある大学数、各大学の同質化等の要因が、円環の外側を見れば、SDGs2015年に国連サミットで採択された2016年から2030年までの国際的「持続可能な開発目標」)、第四次産業革命、Society5.0、人生100年時代等の要因が、今後の大学の先行きを不透明なものにしています。指数関数的に進歩し続けるテクノロジーは人々の生活や思考様式を変え、教育や研究の在り方も必然的に大きな変化を余儀なくされることでしょう。また、利害関係者の様相を見れば、産業界や国からの大学に対する期待・要請は増し、学生からのニーズも多様化・複雑化しているところです。

このような“変化の時代”であるからこそ、私たちは「高等教育にはチャンスが巡ってきているのだ」と信じています。社会からの要請に追われるだけの大学ではなく、最高学府として新しい価値・新しい社会を創造するエンジンとしての大学でありたい。高等教育機関として学生にとっての真の幸福とは何かを追求し、彼らが幸福を掴みとるための力を育みたい。そう考えています。大阪経済大学にしかできないことはなにか。大阪経済大学だからこそできることはなにか。いま、本学の存在意義が問われています。

そのような状況の中、より良い大学経営を推進していくのはまさに一人ひとりの大学スタッフに他なりません。すでに持つ能力・知識をいかに伸ばし、より高いパフォーマンスを発揮するのか。新たな能力・知識をいかに取り入れ、実務に活用できるレベルにまで持っていくのか。自分自身の成長はもちろんのこと、どのように上司・部下・同僚と関わり「チームとしての成果」を上げていくのか。個人やチームの学び・成長のひとつひとつが、これからの大学を創っていきます。

 学校法人大阪経済大学 総務部人事課