【2022年度】弦間ゼミ 採用広報PBLに挑戦

連携企業は、広告業界で話題の動画「星のタービン」のあの会社!

2022年度春学期の弦間ゼミでは、日本建設工業株式会社様(以下、日本建設工業)と連携したPBLで、採用広報についての提案を行いました。日本建設工業は、東京に本社を置く従業員476名(2022年4月1日現在)の電力プラント建設のリーディングカンパニー。2019年からスタートした動画「星のタービン」や「俺たち!ボイラーズ」が広告業界を中心に話題となりました。
 
初回のオリエンテーションでは、日本建設工業の広報担当者から事業内容やこれまでの広報に関する取り組みについて説明があった後、「これまでの広報活動を踏まえた新たな採用広報のアイデアを提案する」というPBLのテーマが発表され、弦間ゼミは2グループに分かれて提案を行うことになりました。
 
ゼミ生は、動画を視聴した感想を、本人や家族、友人から収集することを出発点として現状分析を行い、課題を設定。その課題を解決する案についてゼミで議論を重ね、プレゼンテーション資料にまとめました。

日本建設工業に向けたプレゼンテーションはオンライン形式で実施。Aチームは、実際に働く社員をキャスティングした実写版CMを制作し、テレビCMや、YouTube広告で発信する案を、Bチームは、既存の動画と企業ホームページの相互作用をもたらすTwitter公式アカウントの開設・運用する案を発表し、質疑応答では「キャスティングする社員の層はどのあたりを想定しているのか?」といった踏み込んだ質問もある中、学生はそれぞれについて回答しました。
日本建設工業の社員による、現状分析、課題設定、解決企画、社会実装、効果検証の各項目について4点~1点で点数化、20点満点での評価と合わせて、コメントによるフィードバックが行われました。
 
学生のコメント
Aチーム
今回、採用広報のPBLに参加させていただいて、私たちの発表はかなり未熟なものだったと思うのですが、広報を仕事としている方からの意見やアドバイスをいただくことが出来て貴重な経験になりました。
Bチーム
苦労したことは、課題解決案を考えることでした。話題となった「星のタービン」と「俺たち!ボイラーズ」を踏まえた新たな広報アイデアは、話題になった分、更なる期待やその関心が高まると考え、それらを裏切らないように過去の広報活動の流れを意識し、課題解決案を考えました。
 
弦間先生からのコメント
日本建設工業様の5名の方よりいただいた評価の合計点は100点満点でAチームが79点、Bチームが78.5点でした。私がつけた点数は、Aチームが75点、Bチームが77点でしたので、少し優しめの評価をしていただいたようです。プレゼン当日の質疑では、厳しいご指摘やご意見に対して、顔を見合わせて右往左往しながら対応するなど、学生たちには本物のビジネス現場を経験する素晴らしい機会になったと、心より感謝しております。
 
日本建設工業様からのコメント
広報活動の最終目標である「採用人数増加」のために、どのような活動が効果的かを考える中で、弊社に貴学OBが在籍していたことから今回の連携が始まりました。若者を対象とした広報活動のアイディアを学生の皆さんから直接聞くことができ、大変良い機会となりました。短期間で弊社現状を把握し、様々な意見を踏まえたアイディアの発表に、大変感心いたしました。今回のアイディアを参考に「採用人数増加」を目指し活動していきます。