お知らせ・ニュース

ニュース

【高大連携】実現する企画を生み出すには「社会調査」から!

2023年06月30日(金)

箕面自由学園高校のデザインタイムで講義実施

経済学部のコン アラン講師が、箕面自由学園高校のデザインタイムの取り組みの1つ「キッチンカープロジェクト」で「社会調査」の講義を行いました。
高校に定期的に訪れるキッチンカーの売上向上や新メニュー開発を目指す本プロジェクトでは、キッチンカーの利用頻度や利用者が希望するメニューなどについて生徒が調査を行います。どのように調査を行えば実現可能な企画につながるのか、社会調査の専門家であるコン先生が指導を担当しました。
 
生徒の調査実施に先立って、5月19日(金)にオンラインで講義を行い、社会調査とは何か、社会調査の種類、社会調査法を学ぶ意義について説明。その後、生徒は3週間にわたって、チームに分かれてアンケートやインタビュー調査を実施しました。
6月9日(金)には、高校を訪問したコン先生らに対し、生徒たちがグループごとに量的調査や質的調査の結果について発表しました。
 
コン先生は「皆さんは色々な視点から量的調査、質的調査ができていました。特に量的調査のサンプルサイズが200⼈以上もあり、統計分析が可能なレベルまで集めている点は素晴らしいです」と生徒の頑張りを称えたうえで、自身が行った分析結果と、結果から考えられるキッチンカー売上向上のためのヒントなどを提示しました。そして終了時間までの間、生徒たちは示された結果やヒントを参考にしながら、グループに分かれて売上向上や新メニュー開発のアイデアについて話し合いました。
 
箕面自由学園高校の高橋豪先生は、今回の高大連携に関して「本プロジェクトでは、生徒たちの主体性を伸ばすために、通常の授業では経験しにくいことに重きを置いて活動しています」と話し、「今回分析した結果とセレンディピティーでコンセプトがしっかりしている新メニューを開発していきたいと思います」と、今回の講義での学びを実践につなげていくことについて意気込みを語りました。
 
※デザインタイム:生徒一人ひとりが「自分の人生をデザインする」ために使う時間として放課後に設定されている。生徒それぞれの目標を見すえ、さまざまなメニューの中から生徒自身が選択してチャレンジしている。