コロナ禍、ウクライナ危機、インフレなど、日本を取り巻く経済環境は厳しさを増し、先行きに対し悲観的になりがちである。しかし歴史を振り返れば、日本は何度も危機に直面したものの、先人たちは危機を乗り越えて新しい時代を切り開いてきた。
大阪の企業家たちも数々のピンチをチャンスに変え、大阪経済の発展に力を尽くしてきた。今回の「北浜・実践経営塾(特別編)」では、幕末・明治以降に活躍した大阪の企業家の中から、五代友厚、外山脩造、早川徳次など数人に焦点を当てる。彼らがどのような危機に直面し、どう立ち向かったか、そして大阪と日本経済の発展にどう貢献したか――そこには、現在の大阪経済と日本経済復活のヒントが詰まっている。
大阪はもともと企業家精神が旺盛な土地柄。こうした先人たちの‟DNA”を学ぶことが、厳しい環境を乗り切るパワーになるはずだ。<講師略歴>
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1971年、日本経済新聞社に入社。松山支局、産業部記者、編集委員。
1991年、テレビ東京に出向、経済部長、テレビ東京アメリカ社長、理事・解説委員長など歴任。この間、「ワールドビジネスサテライト(WBS)」のマーケットキャスター、プロデューサーをはじめ、数多くの経済番組を担当。
2006年、テレビ東京を退職し、本学客員教授に就任。現在、本学特別招聘教授