17歳からのメッセージReport2011

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30 17歳からのメッセージ17歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞金賞銀賞奨励賞学校特別賞応募参加高校一覧学を決めたのは、果樹について学びたいと思ったからだ。しかし、今、その道をそのまま進んでいくことに躊躇している自分がいる。農業だけに従事しても生活していけないという現状を知ったからだ。今までの農家は、作物を作ることだけを考え、利益は二の次。それが悪いことだとは思わないが、生活するということから考えれば、自分にできるとは思えない。だからこそ、私は経済が学べる大学への進学を考えはじめた。外国のような企業的農業経営を作り、単に作物を作るだけでなく、作る過程での無駄をなくしたり、規格外の果実の利用を考えたりし、利益につなげていく。このことは、後継者問題にも光をあてることになると考えている。例えばこんなことを考えた。私の家では梨を作っているが、今までは果実としてだけ売っていた。だから規格外のものは廃棄されてきた。その無駄に注目し、ジャムやジュース、お菓子などを開発していくのはどうだろう。近隣の農家と協力しあえば、アイデアや費用も多くなる。農家は、工夫すれば今よりも利益を出すことのできる、言うなればダイヤモンドの原石だ。私は経営学を学ぶことでこのダイヤモンドの原石を磨いていきたい。佐賀県立伊万里高等学校(佐賀県)本吉彩乃さん陸上と私「あんたしかおらんけん。」この言葉を聞いた私は、部活において、プラスに考えるようになった。小学生のころからずっと今まで続けている陸上は、私の中で自分の一部となっている。辞めたいと思ったことも何度もある。高校生になり、リレーメンバーを選出することになり、私もそのリレーメンバーの一員となった。先輩よりもまだ遅いというときに、選ばれた私は、全然自信がなかった。どうして私なんだろう。他の先輩に迷惑をかけてしまうのではないか。不安が募っていく一方だった。それを、先生や先輩方に相談したらこんな返事が返ってきた。「あんたしかおらんけん。」その言葉を聞いた瞬間、涙が出てきた。自分にしかできないこと、自分だからできることだから、自信を持って頑張ろうと決めた瞬間だった。どんなにつらく苦しい練習でも、支えてくれたり、励ましてくれる先生や先輩、仲間がいるから乗り越えられることを知った。タイムを縮められなくて、落ち込んでいるときも、手を差しのべてくれた。だから私も、みんなの期待に応えられるような走りをしていきたいと思う。どんなときでも、自信を持って、これからも新たな記録を目指して突っぱしっていきたい。熊本学園大学付属高等学校(熊本県)福村瑞穂さん「本当の格好良さ」を探して私が中学生の頃、一人の女の子が仲間外れにされた。その子は何事に対しても一生懸命で、いつでもまっすぐでいようとする「熱血」な女の子だった。しかし、その姿は他の女子にとっては「暑苦しい、うざい」としか映らなかったらしい。あっという間に無視が広がった。一学年一クラス、という環境で彼女は卒業までの長い間、じっと耐えていた。卒業式後、写真撮影でにぎわう私たちを見つめ、彼女はどこかさみしそうに帰っていった。「何事にもまっすぐに取り組む」というのが「ださくて格好悪い」と思われているようだ。私も中学生の頃、そう感じていた一人だった。一生懸命歌うなんて恥ずかしい、そんなに大声を出すなんて恥ずかしい…など、「他人から見た自分」ばかりが気になって自分らしさをうまく出せていなかった気がする。仲間外れにしてもそうだ。「ここでかばったら『いい子ぶって』とか言われないかな」と保身の気持ちがいつも自分の心を疎ませていた。冷めた表情が格好良いと思っていた。物事を斜に構えて「関係ないよ」と言い捨てる、ちょっとひねくれた役柄が得だと思っていた。でも中学時代の、何にでも真剣にまっすぐ取り組んでいた彼女の、なんと格好良かったことか。高校生として新しいスタートを切った私。本当の格好良さを見つけたい。…あの時、仲間外れにしてごめんね。あなたの姿に近づけるように、私も頑張るよ。大分県立佐伯鶴城高等学校(大分県)伊東香菜子さん真面目にバカする「真面目にバカする。これが俺のモットーです。真面目なことを真面目にすることは結構誰にでもできるけど真面目なことをバカになってできる人ってあんまりいないんよ。」この言葉を言われて私ははじめ正直訳がわからなかった。「真面目にバカする」って矛盾してないかと思った。この言葉は高校2年生の秋に課外授業としてNPO法人「カタリバ」のリュータさんという大学生が私達にお話をしてくれた中のひと言だ。その時丁度私は進路について悩んでいた。私の夢は「発展途上国の子ども達が教育を受けられる環境を作る」という大きなものだった。その中でリュータさんは発展途上国の国々を旅して貧しくて学校に行けない子ども達と接し、この考えにいたったと言っていた。私と、なにか似た考えや思いがある気がした。リュータさんに自分が悩んでいる事、考えている事を伝えた。すると「高校生でこんな夢をもっていることはすばらしいよ。一瞬一瞬を一生懸命に生きて子ども達のため世界のために頑張ろう。」と言ってくれた。そのおかげで自分の夢に自信を持つことができ、私の中で「真面目にバカする」の意味がなんとなく分かった気がした。バカするとは一生懸命に楽しむということではないのかと思う。これまで何かを一生懸命に楽しむことができなかった私。この言葉を胸に自分の夢に向かって「真面目にバカして」頑張っていきたいと思う。大分県立情報科学高等学校(大分県)川邉舞さん神様のプレゼント私は宝塚音楽学校を受験する上でたくさん色々な事を学びました。高校1年生の時、私はあまりバレエのレッスンが楽しいと感じられない時期がありました。バレエの先生に、「能面が踊っている」と言われ、自分のレッスン中の表情をビデオカメラで撮ってもらいました。そこには、自分でも怖くなるほどの無表情な私がいたのです。だから翌日のレッスンからは顔の筋肉を引き上げて笑顔で踊る事を心がけていまし