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身近なくらしや複雑な経済現象、そしてその根幹にある人間行動の本質を捉える学問が経済学です。さまざまな社会現象を歴史・理論・データから解き明かし、「より良い社会へ向かうにはどうすればよいか」を考えます。経済学部では1年次に基礎学習、2年次からは選択制コースで経済学の知識を深めます。ゼミでは私たちが直面する社会課題の解決に挑戦。さらに専門性の高い教育プログラムを用意するなど、時代の要請に対応したカリキュラムを整備し、将来の仕事や生活で役立つ力を養います。

教育プログラム

専門知識・スキルを体系的に身につける機会を提供し、所定の要件を満たした者に対して修了認定を行います。
経済学部の学生は、どのコースに所属していても教育プログラムに挑戦することが可能です。
コースでの学びに加えて、更に専門領域を広げたい学生や、就職活動においてアピールできる業績を得たい学生に向けたプログラムです。

データサイエンスプログラム

データサイエンスの基礎的・応用的な技能を身につけ、現代社会・経済の諸問題に対してさまざまな予測と解決策を提案し、社会に新たな価値を生み出すことができる人材を養成します。統計学・計量経済学・プログラミングなどの授業を提供し、かつ、データサイエンス関連資格の取得を支援します。授業単位の取得と資格取得の達成状況に応じて、初級・中級・上級の3段階の認定を行います。
 
■プログラムを通して取得できる資格
・統計検定3級
・統計検定2級または統計検定データサイエンス基礎
・統計検定データサイエンス発展
 
■将来の職種イメージ
・データサイエンティスト
・データアナリスト

グローバル人材プログラム

①語学力・コミュニケーション能力、②主体性とチャレンジ精神、③多文化・国際理解を育み、グローバル人材として活躍するために必要な能力・資質を養成します。英語講義、問題解決型学習(グローバル人材PBL)、多文化・国際理解に関する科目を履修するとともに、TOEIC®で所定スコアを獲得することで修了認定を行います。
 
■プログラムを通した目標
・TOEIC®スコア700点以上
 
■将来の進路イメージ
・商社
・外資企業
・NGO
・貿易関連

教育理念・目的・教育目標

経済学の体系的・実戦的な理解とともに、幅広い教養の修得を通して、国際的な視野と同時に地域に立脚した観点も要請される現代の複雑な経済社会のなかで、自ら問題発見・解決できる人間を養成することを目的とする。

人材養成の目的

経済学部では、少人数による幅広く柔軟な人間教育を通じて、学生自らが設定した学習プログラムに基づきながら教職員とともに、初代学長黒正巌の「道理貫天地」の精神と響きあい応える人間的実学の土台を構築する事を第1の目標とします。そして、理論的学習と現場体験学習からなる系統的で専門的な実学教育を通じて、経済社会の歴史・理論・政策を学び、一人ひとりの学生が経済社会の受容的即創造的人間として成長し活動できるようになる事を第2の目標とします。こうした人間的実学教育により、企業社会・地域社会・国際社会に貢献する「経世済民」の志を持った人材を養成します。

経済学科は、現代経済の基本原理とグローバルな規模で急激に変化しつつある世界経済について、理論的学習と実習教育を通じて理解し、社会の各分野で活躍できる経済人を養成します。

地域政策学科は、国内・国際レベルでの地域に焦点を当てて、経済学を基礎としつつ現場体験学習を重視し、地域の問題を解決しうる政策を提起できる人材を養成します。

学びの特長

「好き」を見極め、4つのコースで深く学ぶ

経済学の分野は理論・歴史・統計など多岐にわたります。本学部では1年次に経済学の多様な分野に触れ、自身の“好きな学び”や“興味関心の種”を見つけます。2年次からは、それをより深く学ぶために4コースのいずれかに所属。他コースの科目を履修することも可能です。

経済学を実践的に理解し自らの考えを形にする

現場主義を理念に掲げる本学部では、ゼミ活動やフィールドワークといった実体験も重視。国内企業や自治体をはじめ、海外へも足を運び、実践的に経済学を学ぶ機会を用意しています。「経済学」と「肌で感じたこと」を、自分の頭で解釈し、企画立案や論文のプレゼンといった形あるものにアウトプットしていきます。

エキスパートを養成する教育プログラムを用意

より高度な学びに触れたい学生のために、2つの認定付教育プログラムがあります。人工知能や機械学習の知識を活用できる人材を目指す「データサイエンスプログラム」、語学力や多文化理解力を磨いて世界を舞台に活躍できる人材を目指す「グローバル人材プログラム」を用意。高い専門性を身につけられます。

学びのキーワード

キーワードから見えてくる、経済学部の学びの領域。気になる言葉があなたの「学び」につながります。

コース紹介

1年次秋学期に選択し、2年次から所属します。

産業・金融コース

グローバル金融危機やコロナ危機によって、企業を取りまく経済環境は劇的に変化しています。産業・金融コースでは、産業や金融業界の現状と課題を把握し、産業と企業の経済学や高度な金融知識の学習を通じて、優れた企業人として活躍するためのスキルを身につけます。また、「工場見学」では、メーカー、商社、金融機関などの経営戦略や組織について実践的な調査を行い、現場感覚を養います。

公共政策コース

市場経済は、貧困、失業、環境破壊などに関するさまざまな問題を引き起こします。公共部門(国や地方自治体)は、私たちのくらしに関わるこれらの問題を解決する役割を担っています。公共政策コースでは、公共部門に関する理論(公共経済学、法律学など)と、社会課題解決のための公共政策(社会保障、労働、教育、福祉、環境、租税等に関する政策)について学び、政策立案や制度設計のための能力を養います。

国際政治経済コース

ヒト・モノ・カネが国境を越えて行き交う現在、グローバルな視野から物事を捉える洞察力や国際感覚がますます必要になっています。国際政治経済コースでは、世界のさまざまな国・地域が直面する課題や国家間で生じる政治経済問題を学び、経済学や政治学を通じて、その解決策を考えます。また、「海外実習」では、実際に韓国、タイ、アメリカ、ドイツなどで調査を行い、リアルな国際感覚を養います。

地域政策コース

地域には固有の企業・産業・文化があり、抱えている課題もさまざまです。地域政策コースでは、経済学や行政学をはじめとする社会科学の理論を学ぶだけでなく、現場を実際に訪れて調査すること(フィールドワーク)を重視します。幅広い視点から地域社会を分析し、地域固有の問題に対してその解決策を学生が主体的に提案できる能力を養います。