17歳からのメッセージReport2011

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17歳からのメッセージReport2011

受賞作品選考会レポート審査講評大阪経済大学経営情報学部◎担当科目人間形成論/教職概論/教育課程論柏木正2002年、創立70周年を迎えた大阪経済大学。その記念事業の一環として開催された「高校生フォーラム・17歳からのメッセージ」は毎回好評を受け、第11回を迎えました。そして今回も、北海道から沖縄にいたるまで、全国444校の高校にご参加いただき、応募総数28684点の作品が寄せられました。28684点の内訳は、テーマ①「今までの自分、これからの自分」12300点、テーマ②「世の中の出来事から考える未来」6470点、テーマ③「今、これだけは言いたい!(自由課題)」9914点。今回も、一点一点に、高校生たちを取り巻く切実な現状や心に秘めた本音が綴られ、高校生たちが自分の意見を語る場を強く求めていることを改めて感じました。去る9月2日、大阪経済大学内にて選考会が行われました。最終選考にあたった審査委員は読売新聞大阪本社論説・調査研究室長本多宏氏、進研アド『マナビジョンブック』シリーズ編集長蓮見浩一氏、元伊都高等学校校長松本公望氏、本学理事長勝田泰久、本学学長德永光俊、教員からは柏木正、川森智彦、吉井康雄、浅田拓史、谷行博、学生からは景山更紗さん、山根五月さん。作品は、希望、不安、怒り、悲しみなど人それぞれの複雑で繊細な心の内を見事に表現した個性的なものばかり。文章の完成度、素直な感情を表現できているか、おもしろさなど、各テーマとも選考基準が難しく、審査員の皆さんを悩ませました。そして厳正な審査によって、グランプリ3点、金賞8点(学生審査員賞1点含む)、銀賞に65点、奨励賞に74点、学校特別賞31校が決定。こうして、来年の開催への期待を新たに、第11回選考会は幕を閉じました。今回も様ざまなドラマがいっぱい詰まった作品を寄せていただき、ありがとうございました。多くの作品には、人と人とのつながりが薄くなり、断ち切られていく世の中で、あらためて人と人とがつながることの大切さを教えてくれるメッセージが込められていました。審査にあたった教員からも「私が読んだものの多くは、また優れたものの多くは、身内、つまり父母、祖父母などを想う気持ちを書いたものだったが、やはり切実なものとは、そういうところに見出されるのだろう」「家族との絆について書かれた作品が多かったが、日常のささいなできごとや経験から大切なことを感じとり表現する、そうした感受性を評価したい」という声がありました。グランプリに選ばれた「笑って、笑って」「反抗期のススメ」「ばあちゃんのいなりずし」は、いずれも家族との心のつながりを深く見つめ、描いた作品でした。「笑って、笑って」は、お弁当箱の中にそっと入れられていたお母さんからの一言の手紙に力づけられた素直な気持ちが描かれています。このお母さんの娘へのメッセージの伝え方がなにより素敵です。「反抗期のススメ」は、「ババァ」と言って反抗してくる弟に対して、苛立ったりとまどったりしながらも母親のような気持ちを注いでいる姉としての心さまざまな揺れる胸中を映した作品が届いた第11回。厳正なる審査の結果、150点を選定。0317歳からのメッセージ