本学は、1932年の建学以来「自由と融和」、「人間的実学」を教育理念として掲げてきました。2007年にミッションステートメントを定め、「つながる力No.1」を大学の内外に発信してきました。2012年の80周年に向けて、学長として私が重点を置く本学の教育目標は、次の通りです。 経大の教育の柱は何か――「愛と志のある教育」 最近の学生たちの様子は、5、6年前と比べて大きく変わってきているように思います。心理的なケアが必要な学生も増えています。「愛」なんていうと大げさに聞こえるかもしれませんが、少人数、ゼミというかたまりではなく、学生一人ひとりに目配り、こころ配りした「愛のある教育」が必要となってきています。 また、グローバル化が進み、先が見通せない現代日本において、黒正巌博士の「道理貫天地」(道理は天地を貫く)をキーワードに、経大は21世紀の日本を担う有為な人材を育てる「志のある教育」をめざしていきます。 経大の教育の特徴は何か――「ゼミの経大」「マナーの経大」「就職の経大」 (1)ゼミの経大 : 本学の教育の基本は、1〜4年生の一貫したゼミ教育です。学生たちと教職員が一体となった少人数ゼミによる基礎的な教養教育、高度な専門教育をすすめることで、堅実な学士力、社会人基礎力を養成します。そして、一人ひとりの学生たちが「楽しく満足できる経大」「愛着と誇りのもてる経大」を実現していきます。 経大はどのような学生を育てるのか――「堅実で清新な学生」 2012年には、創立80周年を迎えます。私たちは、この機会に再び建学の精神に立ち戻ります。初代学長の黒正巌博士が言った「道理は天地を貫く」です。これは、黒正巌博士が戦前、学徒出陣の学生たちに贈ったものです。いかなる困難に逢おうとも、道理は天地を貫くことに確信を持ち、生き抜けとのメッセージでした。 経大はどのような大学をめざすのか――「経済・経営系の大学としてNo.1」 2012年の80周年はあくまで通過点であり、これからの経大は90周年、100周年を視野に入れ、長期的戦略を立てて活動していかなければなりません。2018年から18歳人口が急減します。内向きに縮こまらず、外向きに大胆に動くことが大切です。第3次中期計画にあるように、大阪市内にある経済・経営系の伝統ある都市型中規模複合大学として、関西で確固たる地位を築くことが最優先課題です。 |
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