17歳からのメッセージReport2011

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2917歳からのメッセージ17歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞金賞銀賞奨励賞学校特別賞応募参加高校一覧神戸市立須磨翔風高等学校(兵庫県)坪之内美穂さんなりたい自分私が中学二年のときトライやる・ウィークで幼稚園に行ったときの出来事だ。園児は見知らぬお姉ちゃん、お兄ちゃんが来て嬉しいのか私達を見つけると「遊んで。」と、積極的に声を掛けてくれた。トライやる・ウィーク最終日、普段通り園児たちと教室で遊んでいると私の周りよりも少し離れた所から一人の子が私に飛びついてきた。あまりのいきおいに私は思わず後ずさりしてしまった。すると私の後ろにいた子に当たってしまいその子はオルガンに頭をぶつけてしまった。私はあわてて「大丈夫?」と声をかけると「うん」と笑顔で返事をしてくれた。しばらくして近くにいた先生が駆け寄ってきてその子に「大丈夫?痛かったね。」と声をかけた。その瞬間その子は泣きだしたのだった。私はその時いくら私たちになついてきてくれてもやはり園児がいざというときに頼るのは先生なのだと思った。私も幼稚園の先生になりたいと決意を固めることの出来た一日だった。この体験で私が伝えたいのは、ただ先生になりたいと思うだけではなく子供にどう思われる先生になりたいのかと言うことです。実際に私が働くには早くてあと二年だがこの出来事を忘れずにこれからの進路活動に取り組みたいです。和歌山県立那賀高等学校(和歌山県)岡畑里奈さん二人分の人生「私、看護師になる。」、友人達が次々と将来の夢を吐露した。その度、胸が詰まる。私は夢がないのだ。皆が次々に語る将来が時に憎らしく思えた時もあった。私には兄がいる。兄は知的障害を持っている。覚える事が苦手な兄。勉強に対する姿勢もひたむきであるが結果がなかなかついてこない。なので私が兄の分まで頑張らなければならなくなった。親からの期待。二人分の人生を背負った気がした。プレッシャーに押し潰されそうでたまらない。その癖に将来が見えてこない。重いものが私に将来に対する恐怖心を与える。そんな時、兄の通う養護学校に訪れる機会があった。学校の雰囲気を見ると勉強というよりは、心のケア・生きる力をつける特訓のようだった。そして何より魅せられたのは生徒と教師の笑顔だ。自閉症の生徒に対し、弛み無く歩み続ける姿。私も自閉症の人と接することがあったが、コミュニケーションがとれず泣きそうだった時もあった。それを思い返すと、凄く養護の先生に尊敬の念を覚えた。それからは職業といえば「養護学校の教師」になった。兄のおかげでこの職業に出会えた。兄が憎い時が何度もあった。いなくなればプレッシャーもなくなるのに、と思った事もある。今は凄く後悔している。生まれてきてくれてすごく感謝もしている。これからは兄と支え合って生きていきたい。岡山県立岡山南高等学校(岡山県)植田沙也加さん未来のわたし予想図私は、中学・高校と吹奏楽部の部長をしている。部長という立場は色々な想いを抱える立場でもあると思う。私はそういう立場にも関わらず、思ったことがあっても全部一人で溜め込んでしまい、誰にも言わず結局そのまま自分で解決しようとしてしまう。でもこのままではいけないと思う出来事があった。高校の部長になり、幹部と部員で少し壁ができてしまい、私はいつものように一人で溜め込んでいたが、一人の部員にそのことを打ち明けた。すると、その子も私と同じことを思っていて、私は嬉しかった。するとその子は私に、「仲間がいるのだから、もっと皆を信頼して何でも話して。」と言った。私は、その言葉が胸に突き刺さり、周りの仲間の大切さに気付かされたと同時に、自分の想いを人に伝える勇気と大切さを知った。私は、この出来事を通して、自分の意見や想いを伝えることが本当に大切だと感じることができた。一人で考えていただけでは何も解決しないし、前にも進めないことに気付いたのだ。部長の立場にいる限り、部を良くしていくために私はこれから思ったことがあれば仲間に言っていきたいと思う。今までの一人で考え込む私を捨てて、もっと周りを頼る私でいたいと思う。広島県立宮島工業高等学校(広島県)鈴木壱磨さん守っていくもの。広島の伝統芸能「神楽」。私は、その「神楽」をやっている。秋に豊作を感謝し、神に奉納するというもの。だが広島の神楽は他県とは違い、とてもおもしろい内容なのだ。ちゃんとストーリーがあって、善が悪を退治する。そんな神楽に惚れて十年以上になり、今はその神楽をやっている。まだまだ知らない事ばかり。とても奥が深い。それを教えてくれるのは、先輩方、そして団長。練習のときは、皆ピリピリしている。皆真剣だ。先輩方は三十五年前の神楽を受け継いでいる。その舞を私たち、若い年代に伝えなければならないから、真剣に教えてくれる。時には怒り、時にはほめてくれる。怒ってくれないと、何が悪かったか分からないので私は怒って欲しいと思っている。神楽の本番はとても緊張する。客が全員私を見ている。最初の舞台は足がふるえた。舞終わったときに、客からの拍手が聞こえると、「よっしゃあ!」と思える。そのとき、もっと神楽をがんばろう、一生神楽をしていこうと思えてくる。継承者不足、過疎化が進む中で、私たち若い世代が地元の伝統芸能を受け継いでいかないといけない。そして、その「神楽」自体が変わりつつある今こそ、三十五年前の神楽を守っていかないといけないと思った。高知県立高知農業高等学校(高知県)岩本健太さん農業はダイヤモンドの原石だ農業高校に進学していながら、私は今、家業の農家を継ぐことに不安を感じている。私の家は果樹農家。農業高校に進