桑原 武志

高等学校での模擬講義・内容詳細

テーマ大阪経済の都市再生を考える -サステイナブルシティをめざして-
担当教員桑原 武志(経済学部 地域政策学科)
講義内容大阪は、ある1国に匹敵するほどの経済力を持った大都市である。大阪では、明治以降、綿紡績業が盛んになり「東洋のマンチェスター」といわれるほど経済が発展したが、日中戦争の激化とともに経済の地盤沈下が始まり、徐々にその経済的地位を低下させていった。そのため、戦後、大阪府・市を中心に、大規模開発・イベント中心の経済振興策が講じられたが、あまり効果はなく、現在に至っている。これに対し、ヨーロッパの諸都市では、1990年代より、「サステイナブルシティ」という都市再生の取り組みが行われてきた。この「サステイナブルシティ」を、大都市大阪のめざすべき都市像として考え、その可能性を探りたい。