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【2017年度】杉本俊介ゼミ「志プロジェクト」成果報告会

◆学生目線を生かし、地元企業の会社案内を作成

富士ゼロックス株式会社が主幹となって、大学と企業を結びつけ、地域人材を育成する「志プロジェクト」。プロジェクトに初参加した杉本俊介ゼミの成果報告会が2月23日に本学C館のC65教室で行われました。
 「志プロジェクト」は中小企業や地元企業の会社案内を学生自らが作成するという「逆転の発想」から生まれました。優秀な新卒人材の確保に苦心する企業サイドと、そうした企業を知る機会のない学生サイドのミスマッチの改善を目指しています。2017年度は全国12地域18大学が参加しました。
 杉本ゼミでは昨年10月からプロジェクトをスタート。2年生、3年生の10人が3チームに分かれ、それぞれ株式会社日本電気化学工業所(豊中市)、日本鏡板工業株式会社(大阪市西淀川区)、千房株式会社(大阪市浪速区)を訪問し、社長や従業員にインタビューしたほか、ホームページだけでは分からない企業の魅力や事業内容などを関係者にヒアリングしました。進捗状況を確認するミーティングや中間報告会を経て、5カ月がかりで「学生目線の企業案内」を完成させました。
 成果報告会は、3チームが出来上がったばかりの会社案内を手にプレゼンテーションしました。企業の特徴をどのように表現するか、魅力的だと思わせるにはどうすればよいか、ページ構成やデザインの工夫などについて発表しました。

 「アルミニウムの表面処理を行う会社の特徴を、写真や図を使って分かりやすくしました。育休を取得した社員インタビューは、LINEのトーク画面のようなデザインを考え、学生が読みたくなるように工夫しています」(日本電気化学工業所チーム)

 「鏡板の製造販売は日本で5社だけです。ものづくりの会社としての誇りや責任感を強く持っておられることを伝えようと思いました。また、公式キャラクター・鏡ミライのイラストも入れて親しみやすさも加えました」(日本鏡板工業チーム)

 「『嫌だからこそ始まった』と言われた社長の言葉が印象的だったので、創業時からの社長の思いを伝えようと考えました。また、綴じのある中央の見開きページには大きなお好み焼きの写真を使い、インパクトあるページに仕上げました」(千房チーム)

 企業の方々からは学生ならではの新鮮な視点を評価するお声をいただきました。引き続き行われた学生と企業の対話会では、学生が感じたことや学んだこと、企業が求める人物像などについて意見を交わしました。なかには企業側から学生にアイデアを求める場面もあり、大いに盛り上がりました。そして最後に杉本先生が「学生と地元企業の接点を増やしたいと思い参加しました。日ごとに目の輝きが増す学生の姿を見るのがうれしかった。プロジェクトを通して広がった人の輪のつながりをこれからも大事にしていきたい」と締めくくりました。
 プロジェクトに参加して中小企業に対する印象が変わったという学生たち。「大学生活では企業の社長と話す機会がないので、貴重な体験ができて良かったと思います」(2年、藤岡拓夢さん)、「企業訪問前のアポ取りをはじめ、電話やメール対応などビジネスマナーの基礎が身に付きました。中小企業の良さを知ったので就職活動の選択肢を増やすことができました」(3年、安部慶一さん)、「社長や社員の方の仕事に対する姿勢や熱い思いに触れ、働くことの意味を真剣に考えるようになりました。この経験を就職活動に生かしたい」(3年、髙橋朋花さん)とそれぞれが手応えを感じているようです。

 最後に、杉本ゼミが「志プロジェクト」に参加するにあたり、ご支援とご協力を賜り、さらに成果発表会にご出席頂きました企業の皆さまに心より感謝申し上げます。
・株式会社日本電気化学工業所様
・日本鏡板工業株式会社様
・千房株式会社様
・商工中金船場支店様
・株式会社アピックス様
・富士ゼロックス株式会社様