17歳からのメッセージReport2011

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18 17歳からのメッセージ17歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞金賞銀賞奨励賞学校特別賞応募参加高校一覧と言ってきたり。なぜ、私がイジメられるのかが分かりませんでした。そこで勇気を出して、イジメてくる子に私をイジメる理由を聞いてみました。すると、「理由なんかない。」と言われてしまい、大変ショックでした。私は単なる遊び道具。存在してもしなくても、関係ないんだと思い始めていました。そんな時、遠くに住んでいる親友から6年ぶりに手紙が来たのです。私は親友に今、悩んでいることを全て手紙に書き送りました。それからすぐ、部活で忙しいのに手紙を送ってくれました。学校での出来事を書いた後に、イジメをしてくる人への対応の仕方や、励ましの言葉を書いてくれました。そして手紙の最後に一言、こう書いてありました。「果歩ちゃんには私がおるよ!一人やないよ!」と。それから私は学校に行く事が怖くなくなりました。もう私は一人じゃない。私をわかってくれる人がいるから。親友がくれた一言が、常に私を守ってくれているから。今度は、私が親友を勇気づける番です。私は不器用だけど、自分なりの言葉で親友を勇気づけたいと思います。今、イジメを受けている人に伝えたい事があります。あなたは絶対に、一人じゃない。必ずわかってくれる人と出逢えます。逢える日まで、あきらめないで、と。日本大学三島高等学校(静岡県)髙嶋日奈子さん日本に生まれてよかった私は今、日本の文化にとても興味を持っています。そのきっかけは、中学時代の美術で学んだ浮世絵でした。私は浮世絵に多く見られる紋様に強く魅力を感じ、学校の学習だけでなく、個人的にも調べるようになりました。調べていくうちに、紋様だけでなく、着物の色の組み合わせなどの色彩にも興味を持ちはじめました。春夏秋冬に合わせて、季節の植物や動物をイメージして色を組み合わせるのは、感受性の高い日本だからこそできた文化だと思います。昔から日本の文化は外国諸国に人気がありますが、それは日本人の繊細な感受性と和やかな心から生まれた文化だからではないかと思います。ヨーロッパの文化は、ひたすら豪華で「綺麗」というイメージが強く、シンプルで地味な色を使う日本の文化とは正反対です。それなのにヨーロッパの人々に人気があるのは、自分の国、他の国には見られない独特の、落ちつく文化であったからではないかと思います。そして私は今、書道部に入部して毎日日本の文化に触れています。部活に行く度に落ちつきを実感し、その度に「日本ていいな」と思います。一筆一筆に集中して真白な半紙に真黒な墨でいろんな線を書いていくのは本当に面白いです。これからもっと多くの日本の文化に触れる体験をしていきたいです。桜花学園高等学校(愛知県)松澤玲奈さん外見と心の軸わたしが街を歩いていたときのこと、道で募金活動中の人たちがいた。テレビで特集などをやっている海外手術のための支援をお願いします、というものだった。ちょうどその日は手術を受ける本人も一緒にいた。その子は小学一年生くらいの男の子で、詳しい病状はわからなかったが、大変な病気らしかった。そんな男の子のために道ゆく人が募金箱に手をのばしていた。そんな中、ある2人組の女の人たちがバカにしたように笑い、さげすんだような目で「どうせ治らんて。」という心ない言葉をはきながら通りすぎていった。黒髪のいい子という感じの女の人だった。男の子にとってどんな酷な言葉だったのだろうか。すると次に前を通った男の人が男の子に話かけていた。「はやく金ためて、治して元気になれよ。」と。なんとその男の人の手には一万円がにぎられていた。男の人は金髪の長髪で、ピアスもたくさん開いたいかにも怖そうな人だった。外見は怖そうな人だったけど、すごくやさしい目で男の子と雑談しているのを見て心がほっこりした。日本の若者はだめだ。大人をなめてる。とか不良がふえた、などと言っているけれど若者をなめてるのは大人の方じゃないのか。中身を見て言っているのだろうか。人は外見じゃない、中身だ。外見も大切だけど心は人の軸だ。そんな大切なことを見おとしている大人に若者はだめだ。なんて言わせるもんか。京都市立紫野高等学校(京都府)上田佳苗さん人と燕私はずっと一羽の燕のことが忘れられない。今はもうどうしているのか全くわからないけれど、この大きな空を今も元気に飛んでいてくれるといいなと思う。昔、家の近くに燕が巣を作っていた。巣が完成すると五羽のヒナが生まれ、毎日大きな口を開けて鳴いていた。ある朝、一羽のヒナが巣から落ちた。怪我をしたヒナをどうするべきなのか、とても迷ったことを覚えている。一度人間に触れられたヒナは、再び親鳥に育てられることはないと聞いたことがあったからだ。でも私は結局ヒナを置き去りにすることができず、そっとハンカチで拾い上げて家へ連れて帰り、怪我が治るまで面倒をみることにした。家族みんなで協力して大切に育てた。毎日エサを食べ、少しずつ傷も治り、ついには家の中を飛べるようにまで回復した。そんなある日、一羽の燕が私の家のベランダに飛んできた。ひょっとして、この子の仲間ではないか。そう思った私は、そっと窓を開けた。私の拾った燕は大きく羽ばたき、仲間のもとに帰っていった。空を見上げるとたくさんの燕が大空を旋回していた。ほんの少しでも彼らに気持ちが伝わっただろうか。自分のしたことは正しかったのだろうか。そんな心のモヤモヤが、広い広い空を飛ぶ燕をみているうちに晴れていった。またいつか、春になったら巣を作りにきてくれるといいなと思う。京都市立紫野高等学校(京都府)西山純礼さん私のパワースポット祖父母の家は私の逃げ道だ。落ちこんだり、嫌なことがあった時、片道三十分のバスに乗って行く。ベルを鳴らして「来