17歳からのメッセージReport2011

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3517歳からのメッセージ17歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞金賞銀賞奨励賞学校特別賞応募参加高校一覧イノシシにも認めてもらってるんだな!農家は人に認めてもらうだけではなく、他の動物にも認めてもらうことで、初めて一人前になるものなんだ。」この言葉を聞いた時、祖父の「農家」という職業に対するプロ意識を感じた。それから、祖父は私の憧れの的となった。今でもよく、祖父の農作業の手伝いをしながら、祖父の背中を追っている。じいちゃん、俺もいつか、じいちゃんみたいな一人前の男になってみせるよ!長野県松本蟻ヶ崎高等学校(長野県)岡山光さん名前の知らないお父さん小4の冬、父が病気で他界した。私が赤ちゃんの頃から、父は単身赴任で東京にいた。だから、父との思い出は全くと言っていい程ない。「父」という存在が分からないし、友達が「父親ってうざいよね。」と言うけれど私にはそういう感情さえ持つことが出来なかった。中3の冬、受験が本格的になり高校へ進学と決めていた。そんな時、母に「高校生になったら、あしなが育英会にお世話になるからね。」と言われた。私の頭の中は、?でいっぱいだった。あしなが育英会って何だろう…?親を病気や災害などで亡くした子供達を進学させるために、金銭的に援助をしてくれる組織とインターネットに書かれていた。あしなが育英会のおかげで、私は高校進学が出来た。もちろん、親や友達・先生など周りの方々の支えもあったからだ。私には名前の知らないお父さんがたくさんいる。それは、私を高校生にさせてくれた人達のことである。父はいないが、お父さんはいる。本当に感謝している。ありがとうございます。そして、私もいつか誰かの名前の知らないお母さんになりたい。当たり前に、進学できる喜びを味わってもらいたい。それには、まず私が高校生活をEnjoyしないといけないと思う。静岡県立科学技術高等学校(静岡県)中野文也さん「流行」これが今どきだ。それはもう古い。なんて言葉をよく耳にするが、私ははっきり言ってそういう言葉は嫌いだ。別に他人同士があれこれ言うのは構わない。しかし、こういったいわゆる「流行」というやつは、興味のない人をも巻き込むことがある。以前友達と食事に行った時のことだ。注文した料理が出されると、彼は携帯を取り出し、写メを撮った。そして何か文章をうち始めたので、私が何をしているのかと聞くと、彼はmixiでつぶやいているのだと言った。私がその類いのものを一切やっていないと言うと、彼はこう言った。「お前遅れてるな」私はこの言葉に少し苛立ちを覚えた。私がいつ、何に遅れたというのだろうか。そもそも「流行」とは、世の中のすべての人に当てはまるものではない。「流行」に影響される人とされない人とがいる。それなのに前者は後者に対してレッテルを貼りたがる。もともと興味のあることが違うのに、自分の「流行」だけを中心に考え、部外者を「遅れている」と表現するのはナンセンスだ。「流行」を取り入れることは何の問題もない。しかし、「流行」にとらわれすぎて、他人を否定するのは絶対に良くない。もっと、お互いのマイブームを尊重し合い、それを共有することが楽しめる社会になって欲しいと私は思う。愛知県立蒲郡高等学校(愛知県)澤井梨加さん強い人強い人とは、どんな人なのだろうか。喧嘩が強いとか、力が強いとかではなく、心が強い人。心が強い人とは、どんな人なのだろうか。私の母は、いつも自分ではなく子供を第一に物事を考える。例えば自分がどれだけつらいときでも、子供のためならどんなことも頑張ることができる、どんなことも乗り越えていける、と言う。もう少し自分のことも考えてもいいのに、と思う程だ。しかし、私はそんな母をとても尊敬している。尊敬する気持ちがより一層強まったのは、中学生の、ある時期を過ぎてからだった。私は、中学生のとき少しイジメにあっていた。部活のときに仲間外れにされたり、私にだけ言葉がきつかったりした。もう部活に行きたくないと思うことも少なくなかった。そんなときに母が、「何しに部活行ってるの?仲良しごっこをしに行ってる訳じゃないでしょ。」と言ってくれた。その言葉のおかげで、私は最後まで部活を頑張ることができたと同時に、母の言葉の強さを実感した。最近では、会う人みんなによく似てるね、と言われる。それはもちろん顔のことだが、私は将来、母のように強く、たくましく、子供を第一に考えることができる母になるのが夢だ。本当に強い人とは、誰かのために、厳しく、温かく、その人を成長させてくれる人である。セントヨゼフ女子学園高等学校(三重県)伊藤環さんSeventeen小さい頃から「seventeen」には特別な想いがある。きっとその頃の私は、長い髪を風になびかせて、少しお化粧をして、はやりの服を着てかっこいいボーイフレンドがいて、楽しい毎日を送っている予定だった。それなのに現実は、校則にしばられ、進路に悩み、宿題に追われる学校生活。まだ高校生なんだから高校生らしくしなさい!と私の想いは理解してもらえない家庭生活。電車の中で知り合う予定だったボーイフレンドは未だ現れず、おしゃれともほど遠い想定外の日々を送っている。そんな私にも小さな楽しみはある。それはピアノを弾くこと。楽しい時、悲しい時、どんな時も私の側にはピアノがあった。さほど上手くもないし、レパートリーも少ないけれど、鍵盤を弾いていると、その時はいろんな事が忘れられる。私にとって大切な友だ。