17歳からのメッセージReport2011

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4117歳からのメッセージ17歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞金賞銀賞奨励賞学校特別賞応募参加高校一覧愛媛大学附属高等学校(愛媛県)東口留衣さん携帯依存の世界私は高校生になるまで携帯電話とは無縁の生活を送ってきた。高校合格と同時に父に買ってもらうことになった。「携帯依存症」の中高生が多い世の中、私は特に使いすぎることはなかった。しかし、私の周りにはいつみても携帯をにぎり、手渡さない人を多少みかけた。例えば、ファーストフード店で友人と一緒に勉強した時のこと。友人は数分に一回、何回も携帯をさわっていた。メールをしたり、また、iモード通信で自分のブログを見たり。今は二人でいるのに、しかも勉強をしにきたのに一体何をやっているんだと、私は心の中で彼女に対し少し嫌悪感を抱いた。もう一つ例をあげてみる。家族で外食しに行った時だ。私達家族の隣のボックスで食事をしに来ていたある家族があった。その一家は四人家族で、四人ともが携帯をいじっていた。せっかく家族そろって食事に来ているのに、一切の会話もなしに全員が携帯をいじっているのをみて私はやはり嫌な気分になった。私の家族では、「あの隣の一家はもしかしたら携帯のチャットとかで会話しているのかも」と笑い話になったが、よく考えるとそれはそれで恐い。携帯は遠くにいる人と関わるには便利だが、それに頼りすぎ誰かと一緒にいる時も使うというのは相手に対して失礼だしコミュニケーション遮断の原因を作ると思う。高知県立高知農業高等学校(高知県)水田敦也さん考え方を変えれば農業の進む道が見えるハウスも土地もでかい、農業にかけるお金や農業のスケールがでかい。オランダの農業を見ての第一印象だ。そしてさらに驚いたのは、「天敵農業。」私は、高知とオランダのウェストラント市の友好園芸農業協定を結ぶため、農業高校の代表として訪問した。天敵農業とは、農薬の代わりに害虫の天敵にあたる虫を使う方法。従来のものより安全な作物を提供できる。私の学校でも天敵農業を行っているが、実用性が低く実験段階でしかない。農薬を使わないメリットは二つ。第一に、うまく利用できれば、コストダウンになる。第二に、野菜をより自然的にのびのび育てられると思う。ハウスの中で生態系を確立できると、中は自然に近い状況になる。野菜も生き物。自然に近い環境がいいに決まっている。今、この農業をしるために天敵について研究する授業を受講している。オランダではお金で買っていたが、学校では駄目だ。お金がかかりすぎてしまう、私たちは自然界で天敵となる虫を捕獲して天敵ハウスで増やしている。だが、そのハウスの中にはカエルがいて、害虫の天敵となる虫を捕食しているという現状だ。私たちの課題はまずカエルをどうにかすることからだ。私たちの前に立ちはだかる壁はまだまだ高い。けれども考え方を変えることで農業の進むべき道が見えてきた。今後も挑戦を続け、日本の天敵農法を確立したい。高知県匿名希望残してくれたもの高校一年生の冬、母が亡くなり生活が一変した。突然の出来事すぎて、なにもなかったみたいに「ただいま。」って帰ってきそう。私は小さい頃から犬を飼いたがって何度もねだっていたけれど母は買ってはくれなかった。だがある日、母自身が「犬買ってくる!」って突然言いだして柴犬の子犬を買って帰ってきた。突然「犬を飼う!」って言いだしたのは私が中学三年生のとき、受験で忙しくてピリピリした雰囲気になりがちな時期だった。母はきっとそんな雰囲気を少しでも和ませようと、私や妹のためを思って飼う事にしたんだと少し後になって気が付いた。なぜかというと「やっぱり犬飼ってよかったね」ってよく言っていたから。そういうときは必ず家族みんな笑顔で、明るい雰囲気になっていた。実際に犬を飼い始めてから、家族の雰囲気は明るくなった。母のおかげだ。そうやって母がいつも私たちを思ってくれていることに気付いたとき素直に嬉しかった。あのとき母が犬を飼ってくれていなかったらきっと今以上に寂しい思いをしていたと思う。母が残してくれたものが沢山ある。残してくれた事や物を思い、ひとつひとつ大切にして、いつかお母さんのような人になりたい。福岡県立福岡講倫館高等学校(福岡県)倉石澪さん言葉私は失声症という病気で、今声を出すことができません。だから、学校の10分休み、授業中の何気ないおしゃべりも、すぐにできません。普段私は、筆談で会話をします。でも大事な話、本当に相手に自分の気持ちを知ってほしい、伝えたいと思った時、どうしても時間がかかってしまいます。私が伝えたいと思っていることと同じ意味で受け取ってくれないことも少なくありません。もし、あなたの声が出るのなら、ちゃんと気持ちを伝えられていますか?私の病気は、治る病気で、声が出ないというだけで、日常生活を送る上で不幸だなんて思うことはひとつもありません。ただひとつだけ残念に思うことがあります。それは筆談では100%私の気持ちが相手に伝わらないということです。それは、病気になる前の私でも、病気じゃない人でもあることだと思います。それでも、私はちゃんと自分の声(言葉)で伝えることが一番自分の気持ちが出るものだと思うし、伝えることが一番大切なんだと思います。私は「ありがとう」も「ごめんね」もいくら言いたくても、自分の声(言葉)で伝えることはできません。筆談で伝えても、その言葉は私の本当の気持ちであっても、何か違うなと思って、伝えられたと満足することはありません。今、私は声で伝えることはできませんが、あなたが自分の声で伝えることができるなら「ありがとう」を大切にしてほしい。4117歳からのメッセージ1 7歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞金賞銀賞奨励賞学校特別賞応募参加高校一覧愛媛大学附属高等学校(愛媛県)東口留衣さん携帯依存の世界私は高校生になるまで携帯電話とは無縁の生活を送ってきた。高校合格と同時に父に買ってもらうことになった。「携帯依存症」の中高生が多い世の中、私は特に使いすぎることはなかった。しかし、私の周りにはいつみても携帯をにぎり、手渡さない人を多少みかけた。例えば、ファーストフード店で友人と一緒に勉強した時のこと。友人は数分に一回、何回も携帯をさわっていた。メールをしたり、また、iモード通信で自分のブログを見たり。今は二人でいるのに、しかも勉強をしにきたのに一体何をやっているんだと、私は心の中で彼女に対し少し嫌悪感を抱いた。もう一つ例をあげてみる。家族で外食しに行った時だ。私達家族の隣のボックスで食事をしに来ていたある家族があった。その一家は四人家族で、四人ともが携帯をいじっていた。せっかく家族そろって食事に来ているのに、一切の会話もなしに全員が携帯をいじっているのをみて私はやはり嫌な気分になった。私の家族では、「あの隣の一家はもしかしたら携帯のチャットとかで会話しているのかも」と笑い話になったが、よく考えるとそれはそれで恐い。携帯は遠くにいる人と関わるには便利だが、それに頼りすぎ誰かと一緒にいる時も使うというのは相手に対して失礼だしコミュニケーション遮断の原因を作ると思う。高知県立高知農業高等学校(高知県)水田敦也さん考え方を変えれば農業の進む道が見えるハウスも土地もでかい、農業にかけるお金や農業のスケールがでかい。オランダの農業を見ての第一印象だ。そしてさらに驚いたのは、「天敵農業。」私は、高知とオランダのウェストラント市の友好園芸農業協定を結ぶため、農業高校の代表として訪問した。天敵農業とは、農薬の代わりに害虫の天敵にあたる虫を使う方法。従来のものより安全な作物を提供できる。私の学校でも天敵農業を行っているが、実用性が低く実験段階でしかない。農薬を使わないメリットは二つ。第一に、うまく利用できれば、コストダウンになる。第二に、野菜をより自然的にのびのび育てられると思う。ハウスの中で生態系を確立できると、中は自然に近い状況になる。野菜も生き物。自然に近い環境がいいに決まっている。今、この農業をしるために天敵について研究する授業を受講している。オランダではお金で買っていたが、学校では駄目だ。お金がかかりすぎてしまう、私たちは自然界で天敵となる虫を捕獲して天敵ハウスで増やしている。だが、そのハウスの中にはカエルがいて、害虫の天敵となる虫を捕食しているという現状だ。私たちの課題はまずカエルをどうにかすることからだ。私たちの前に立ちはだかる壁はまだまだ高い。けれども考え方を変えることで農業の進むべき道が見えてきた。今後も挑戦を続け、日本の天敵農法を確立したい。高知県匿名希望残してくれたもの高校一年生の冬、母が亡くなり生活が一変した。突然の出来事すぎて、なにもなかったみたいに「ただいま。」って帰ってきそう。私は小さい頃から犬を飼いたがって何度もねだっていたけれど母は買ってはくれなかった。だがある日、母自身が「犬買ってくる!」って突然言いだして柴犬の子犬を買って帰ってきた。突然「犬を飼う!」って言いだしたのは私が中学三年生のとき、受験で忙しくてピリピリした雰囲気になりがちな時期だった。母はきっとそんな雰囲気を少しでも和ませようと、私や妹のためを思って飼う事にしたんだと少し後になって気が付いた。なぜかというと「やっぱり犬飼ってよかったね」ってよく言っていたから。そういうときは必ず家族みんな笑顔で、明るい雰囲気になっていた。実際に犬を飼い始めてから、家族の雰囲気は明るくなった。母のおかげだ。そうやって母がいつも私たちを思ってくれていることに気付いたとき素直に嬉しかった。あのとき母が犬を飼ってくれていなかったらきっと今以上に寂しい思いをしていたと思う。母が残してくれたものが沢山ある。残してくれた事や物を思い、ひとつひとつ大切にして、いつかお母さんのような人になりたい。福岡県立福岡講倫館高等学校(福岡県)倉石澪さん言葉私は失声症という病気で、今声を出すことができません。だから、学校の10分休み、授業中の何気ないおしゃべりも、すぐにできません。普段私は、筆談で会話をします。でも大事な話、本当に相手に自分の気持ちを知ってほしい、伝えたいと思った時、どうしても時間がかかってしまいます。私が伝えたいと思っていることと同じ意味で受け取ってくれないことも少なくありません。もし、あなたの声が出るのなら、ちゃんと気持ちを伝えられていますか?私の病気は、治る病気で、声が出ないというだけで、日常生活を送る上で不幸だなんて思うことはひとつもありません。ただひとつだけ残念に思うことがあります。それは筆談では100%私の気持ちが相手に伝わらないということです。それは、病気になる前の私でも、病気じゃない人でもあることだと思います。それでも、私はちゃんと自分の声(言葉)で伝えることが一番自分の気持ちが出るものだと思うし、伝えることが一番大切なんだと思います。私は「ありがとう」も「ごめんね」もいくら言いたくても、自分の声(言葉)で伝えることはできません。筆談で伝えても、その言葉は私の本当の気持ちであっても、何か違うなと思って、伝えられたと満足することはありません。今、私は声で伝えることはできませんが、あなたが自分の声で伝えることができるなら「ありがとう」を大切にしてほしい。