学部/大学院・教育内容

吉田 秀明

高等学校での模擬講義・内容詳細

テーマコンビニから日本経済を考える
担当教員吉田 秀明(経済学部 経済学科)
講義内容みなさんにとってコンビニ(コンビニエンス・ストア)とは何でしょう?「ほっとする場所」、銀行、本屋、弁当屋、トレンディスポットなどなど、取扱商品の 多様さに応じて様々な答が返ってくるでしょう。まず、私たちにとって「便利な店」コンビニの役割を見てみましょう。次にダイエーなどの総合スーパーを含め た戦後の小売業の歴史を概観しながら、社会の中でコンビニがどのような役割を担ってきたかを考えます。

そして日本で発達したコンビニの、流通シ ステムとしての特徴を説明します。自動車産業などの製造業では日本の国際競争力は非常に強いと言えますが、日本の流通業はそうとは言えません。その中に あってコンビニは、世界の先端を行く小売業態で、ここには日本の「知恵」や「改善」が積み重なっているのです。

このように、日本経済の中で大き な力を獲得したコンビニは生産者や消費者にも多大な影響力を持つ様になりました。食品メーカーは店の棚に陳列スペースをしっかり確保するために次から次へ と新商品を開発しています。私たち消費者は新商品を手に取る喜びとともに、「過剰競争」への疑問も抱いてしまいます。この問題も検討しましょう。最後に、 これからこの業界はどうなるのでしょうか。中国などへの海外進出を考察しながら、コンビニの未来を考えます。

以上のように、「コンビニ」という一つの業界から、日本経済の様々な特徴、問題点が垣間見えてきます。授業ではこういった問題をみなさんといっしょに考えていきたいと思います。