ワークショップの内容
これまでの万博の軌跡や基礎知識、今回の大阪・関西万博について説明があった後、「万博後の2030年、経済不況により失業者が溢れてしまうが未来から来た私たちはどのような対策を立てるか」について、解決方法を16名が4チームに分かれて話し合いました。
はじめに、「2030年の現実」と「なりたい未来」、「注目する万博の要素」を記載するシートが配られ、個人ごとに解決アイデアを考えました。その後、それぞれが考えたアイデアをチーム内で共有し、最も面白いと思うものを1つ選びチームの発表テーマとしました。そしてチームのうち1名が異なるチームへ移動し、新たな視点を加えて発表内容をブラッシュアップ。最後にインタビュー形式など各チームが工夫を凝らして発表を行い、個人の投票によって優勝者を決めました。
参加学生の感想
■他大学の学生と交流できるだけでなく、就職活動や日常生活で役立つ知識を得ることができました。特にアイデアの瞬発力は大切だと感じたので、友だちにお題を出してもらい即座にアイデアを出すなどの練習を今から積み重ねていきたいと思います。
■なりたい未来を「大阪を外国人観光客で溢れさせる」として、世界的に人気のアニメゲームを体験できるエリアを万博に設置し、万博後は場所・技術を有効活用してテーマパークをつくるというアイデアを提案しました。このワークショップへの参加を通じて、新しい角度から考えることを学びました。
■このワークショップに参加して発見したのは、発想力の面白さと行動力の大切さです。グループワークで他大学の学生のアイデアを聞いてそんな考え方があるのかと感心しましたし、他大学の学生は1人で参加している人も多く、私も1人で参加できるような行動力を身につけようと思いました。
■過去に行くという設定だったので、これまでにない視点で物事を考える事ができました。特に建物の老朽化という問題に対し、すべて壊しても自然に戻る材料で建物を建築し、構築と破壊の共存をはかるという革新的な発想には衝撃を受けました。