【経営学部】租税法(2023年度)

大阪国税局東淀川税務署長による講演会を開催

国税庁は、毎年11月11日〜17日を「税を考える週間」とし、国民に租税の意義や役割、税務行政に対する知識と理解を深めてもらうことを目的として啓発活動をおこなっています。そこで本学では2023年11月14日(火)経営学部の「租税法」の講義(担当:古賀敬作教授)に、東淀川税務署の林田多美子署長、池上寿一副署長ほか、若手の国税専門官の方々を講師としてお迎えし、講演会を開催しました。

主な公演の内容

 税の役割、国税庁の仕事・魅力、税務行政の推進
 国税庁による国際的な取引への対応
 スマートホンを使った「スマホ申告」の実践
 
講演では林田多美子署長から、国の財政を一般家庭の家計にたとえて、わかりやすく解説いただいた後、ご自身の徴収部でのご経験を踏まえた、公売等の滞納処分の現場についてお話がありました。また税の国際的側面について池上寿一副署長より、国際課税に関するご経験をもとにご説明いただきました。さらに、国税庁のWeb-TAX-TV(インターネット番組)で税務執行の現場を全員で鑑賞。スマホ申告の実践では、和気あいあいとした雰囲気の中、東淀川税務署の方々のご指導の下、学生が実際にスマホ申告を行いました。講演会終了後には、税務署でのアルバイトの紹介や国税専門官募集について、学生からの質問や相談に対応いただきました。
 
※公売・・・国(国税庁、税務署)が差し押さえた財産を入札などによって売却する制度のこと。(国税庁HPより抜粋)

参加学生の声

●私は公務員志望なので、国税専門官の方々に直接お話を聞けて良い機会となりました。差し押さえた物をどのようにしてお金に換えているのか初めて知りました。
●国の歳入と歳出のグラフを見て、また、お話しを聴いて、納める税金がどれだけ国にとって重要なものであるのかを再確認することができました。
●税務職員は勝手に男性のイメージがありましたが、女性の職員の方も多く、育児休暇などもしっかりとれる働きやすい環境が整っていると感じました。
●脱税者が海外に逃亡を試みても、逮捕される体制が国際協力で整っているのはすごいと感じました。
●査察調査について耳にしたことはありましたが、ドラマ動画を通じて理解が深まりました。
●スマホ申告してみて、いままでは少し面倒くさいと思っていましたが、実際にやってみると簡単で、就職して自分で確定申告を行う時がきても、出来ると思いました。