ごあいさつ

大阪経済大学は、1932(昭和7)年に浪華高等商業学校として発足し、1935(昭和10)年に昭和高等商業学校として再出発して以来、幾多の試練と激動の歳月をへて、経済・経営系の高等教育・研究機関として発展をとげ、2012(平成24)年に創立80周年をむかえる。

黒正巌博士をはじめとする先達の尽力によって昭和高商が設立され、本学発展の礎が築かれた。その後、戦前・戦後の困難な時期に、大阪女子経済専門学校、大阪経済専門学校などをへて、1949(昭和24)年の学制改革により大阪経済大学となり、経済学部が設置された。また、1964(昭和39)年に経営学部、1997(平成9)年に経営情報学部が設置された。

本学が創立70周年をむかえた2002(平成14)年には、教養部が人間科学部に改組され、経済学部に地域政策学科がおかれた。その後、各学部において学科の再編が進められ、現在では、4学部7学科の体制となっている。

1966(昭和41)年に大学院経済学研究科修士課程、1968(昭和43)年に同博士課程がおかれ、現在では、全ての学部の上に大学院修士課程がおかれている。また、2005(平成17)年には、社会人大学院を中心とする北浜キャンパスも開設された。

本学の研究機関としては、1948(昭和23)年に本学に移管された日本経済史研究所と1963(昭和38)年に創設された中小企業・経営研究所があり、伝統あるユニークな活動は学界でも高く評価されてきた。

本学は、建学の精神として「自由と融和」の理念をかかげ、黒正巌博士の残した「道理貫天地」という言葉を受け継いできた。また、「人間的実学」を教学の基本理念として、社会で活躍するために具体的に役立つ知識や能力の修得とともに、良識ある市民としての豊かな人格形成をめざしてきた。2007(平成19)年にはミッションステートメントを定め、「世の中で活躍し貢献する多彩な職業人の育成」を教学の目標とするとともに、「つながる力No.1」をブランディング戦略の基本コンセプトとした。

このような建学の精神や教学理念の下、本学は、経済・経営系の伝統をもつ都市型複合大学として着実な発展をとげ、これまで8万人をこえる優れた人材を世におくりだしてきた。しかし、志願者の獲得をめぐる大学間競争の激化、経済状況の悪化、就職環境の変化と格差など、大学と学生をめぐる状況には一段ときびしいものがある。本学が今後とも学生一人ひとりの輝かしい未来につながる大学として持続的に発展するためには、これまでの歴史と伝統を活かしつつ、この創立80周年を契機にさらに特色を発揮し、個性的で強い大学として飛躍しなければならない。そこで、
2012(平成24)年に創立80周年をむかえるにあたり、Jump up!(飛翔!)を合言葉に次のような4つの柱からなる記念事業に取組むこととする。

(1) 教学組織・教育内容の充実
社会の変化に柔軟に対応できる教育組織の編成、カリキュラムの充実、進路支援の充実、ゼミナール活動の発展、学生奨学金制度の充実、大学院の充実、北浜キャンパスの活性化など。
(2) 教育環境の整備
新体育館・学生会館、新事務・研究棟、新図書館などキャンパス整備事業、安全・安心とエコに配慮した環境整備など。
(3) 大経大パワーの発信
課外活動支援事業、多彩な社会人向けプログラム、研究所関連事業、学部付置センター関連事業など。
(4) 「つながる力」の向上
記念式典の開催、記念シンポジウム・イベントの開催、学生参加事業、高校生参加事業、国際交流事業、企業連携事業、地域連携事業、卒業生交流事業、後援会連携事業、大学の歴史関連事業、ブランディング関連事業など。

なお、これらの事業の中で、とくに(1)学園整備計画のうちの新図書館建設事業、(2)学生のための学術・芸術・スポーツ振興基金の二つの事業を、創立80周年記念募金の対象事業と位置づけ、8億円を目標とする募金活動に取組む。これらの記念事業は、もちろん、「大阪経済大学第三次中期計画」(2008年12月制定)にそったものであり、またそこに示されたグランドデザインとアクションプログラムを推進し、さらに前進させるものとなる。

大阪経済大学創立80周年記念事業が、学生同士、学生と教職員、教職員同士、在校生と卒業生、大学と保護者、大学と地域社会・企業社会・国際社会との「つながる力」をさらに深め、これらの人々にとって、大阪経済大学が今まで以上に愛着がわく大学となることを期待するものである。

【大阪経済大学創立80周年記念事業委員会】委員長(理事長)勝田 泰久:副委員長(学長)徳永 光俊:副委員長(同窓会会長)佐藤 武司:副委員長(後援会会長)金本 幸一

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