17歳からのメッセージReport2011

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2717歳からのメッセージ17歳からのメッセージグランプリ学生審査員賞金賞銀賞奨励賞学校特別賞応募参加高校一覧張感がなくなってしまったのである。笑顔には、人を元気に、そして勇気付ける力があり、その力は世界各国共通なのだ、と踊りとこのホームステイで理解できた。私はこの八年間で得た私の笑顔で人々を勇気付けられる、そんな仕事に就きたいと思っている。三重高等学校(三重県)髙林優さん気付いたこと私は、今まで他人の真似ばかりしてきた。4才の頃近所のお姉さんの真似をして、習字を習い始めた。小学生、友達の真似をして親にケータイをせがんだ。中学生では、雑誌のモデルさんを真似して化粧をした。さすがに4才の頃の記憶はうすれているものの、たしかなのは、私はいつも自分に自信を持てなかったことだ。見た目は美人ではないし、小学生の時から高い身長はコンプレックスだった。勉強も運動も大嫌いだったから、特技もなく、何かで1位を取ったことなどなかった。そして要領が悪くどこか抜けているこの性格は、自分で直すこともできずずっと過ごしてきた。自分にも何か秀でたものがあれば…と望むだけの日々もあった。しかし私は、このままではいけないと思い、今になってやっと自分の考え方を変えてみた。するとどうだろう、コンプレックスはチャームポイントに変わり、ナンバー1よりオンリー1、この言葉が好きになり、性格は〝ダメな私?よりも〝優しい私?になれるよう意識した。不思議と気持ちは軽くなり、今まで自分を否定し続けて暗く考えていたのは自分だったと気付くことができた。これからの自分は、たとえ自信に満ちあふれてはいなくても、私には私だけの何かを持っていると信じて、もう人の真似ごとなんかしない。そして自分を好きになってみたい。今度は、私が誰かに真似されるような素敵な人になるために。大阪府立香里丘高等学校(大阪府)坂本由香さん童話が教えてくれたこと幼い頃、毎日のように、母は本を読んでくれました。私は、それを聞くことが大好きでした。あの頃は、何も考えずに、本の内容を聞き、ハラハラ、ドキドキ。本が指し示す「深さ」を、考えもしなかったです。今になって、読み返してみると、すごく大切なことを教えてくれていたのだなって思います。その中の1つ、『三びきのこぶた』三人兄弟の子豚は家を建てることになります。1番目の兄は、ワラの家。2番目は、木の家。3番目は、レンガの家。2人の兄は、すぐさま作業を終えます。寒い冬がやってきても、まだ、レンガの家はできません。兄たちが、あたたかい布団で寝ていたり、お友達と遊んでいる中、ずっと、作業を続けるのです。そして、やっと、レンガの家も出来上がったある日、狼がやってきます。すると、ワラと木の家はすぐに壊されてしまいます。しかし、レンガの家は狼がどう頑張っても、壊れません。しまいには、狼は、あきらめて帰って行ってしまいました。このお話が言いたいことは、「いいもの(丈夫で揺るがないもの)を作るには、時間がかかる」ということです。私は、つらいことがあると、すぐにあきらめてしまいます。また、完璧よりも、時間の短縮を選んでしまいます。なので、今後は、3番目の子豚のように、辛抱強く、努力し、時間をかけて、物事を成し遂げていきます。大阪府立香里丘高等学校(大阪府)中村亜里沙さん無題私は、剣道部の主将です。同学年の中で1番強かった訳でもなかったのですが、私が主将をすることになりました。最初はやはり「主将」という自覚もなく、試合に対する心構えも「勝てたらいいやん。」「負けても仕方ないやろ。」という程度でした。しかし、2年の後半頃から、私の剣道に対する心構えが「勝てたらキセキ」から「絶対に勝つ」と変わっていました。それは、私の出身中学でおじゃまさせてもらったある寒稽古がきっかけでした。その寒稽古は、ひたすらに練習試合でした。初めはやっぱり勝てたら―…という軽い気持ちだったのですが、試合をするにつれて、自分の番が回ってきた時のチームの勝敗状況、自分がどのように攻めたら良いのかを気にするようになり、それと同時に「勝つ」ことの嬉しさを感じ、1試合1試合「絶対に勝つ」と思うようになりました。そうして身についた「勝つ」ことへの貪欲さが、高校のクラブの試合でもものすごく役に立っています。私は今3年生です。クラブの引退まで残り1ヶ月余り。この1ヶ月でどこまで強くなれるかは分かりません。しかし、この中学で身についた貪欲さを活かし、主将として、1人の選手として、「勝つ」ために日々の稽古に取り組んでいきたいと思います。大阪府立成美高等学校(大阪府)北川誠さん受け入れること障がい者という言葉を聞いた時、あなたはどんな人を想像するだろうか。車イスに乗った少年か、あるいは盲導犬を連れた女性を思い浮かべるかもしれない。どちらにしても、障がい者であることに変わりはない。僕も障がい者の一人だ。体が普通の人よりも弱く、長時間歩けないから学校では車イスに乗ったり、介助員さんに手伝ってもらいながら生活している。周りの人たちの助けを借りながら生きている。小学生の頃はそれほど気にならなかったが、中学生になってから少しずつ意識し始めていた。自分の障がいに反発し始めたのもこの頃だった。人は一人では生きられない。必ず誰かの助けを借りなければならない。当たり前のことだ。そんなの誰だって知っているはずだ。僕はそれが普通の人よりも少し多いだけだから何も恥じることなんてない。それなのに胸がどきどきする。顔が火照ってしまう。そんな自分を心の中で無理やり納得させ続けて今日に至った。毎日自らの障がいに反抗する自分を抑え付け続けてきたせいか、最近はそれほど苦労せずすんなりと受け入れられてはいる。だけど、まだ諦めたわけじゃない。