学長・野風草だより

No.370

No.370 2013年5月31日(金)

あれやこれやの音楽をライブで楽しむ

 ライブの生演奏を聞くのは楽しいものです。音楽のジャンルでとくにこだわりはありません。新井英一は15年ほど前に朝鮮半島への望郷の気持ちを歌った「清河の道」でブレークして、私も1998年4月に京都の佛教大学キャンパスであったコンサートに出かけています。渋いブルースを聞かせてくれて、CD「ブルースを唄う」、「オールドファッションラヴソング」などを愛聴しています。60歳を超えて円熟味を増してきて、新しく「唄魂」がリリースされたので、5月8日に梅田のAKASO(旧バナナホール)であった新井英一のコンサートに出かけました。

 50人ほどの観客の前で、高橋望のギター伴奏で熱唱してくれました。ハイボールを飲みながら、至福のひと時。“60本の赤いバラ”(詩・曲:新井英一)は、同じ還暦を迎えた私の気持ちにぴったり寄り添います。
 「娘がくれたバラの花束 色鮮やかな赤いバラ 一輪一年60本 少し照れるね還暦の花束は 家族の笑顔に囲まれて 妻の愛に支えられ 今日まで歩いた人生は 感謝の気持ちで胸がいっぱいだ 旅を続けた20代 異国の空をさまよった 家族を抱えた30代 昼も夜も働いた どうにかつかんだ夢は40代 ひたすら走った50代 そして迎えた60代 これからも宜しく親父の人生を」
 「思えば遠い道だった 辛くて苦しい時もある だけど我が子の寝顔見て 負けちゃいけないと一粒こぼれた 60年の人生は雨のち曇 時々晴れ 家族の手を取り歩き続けた 精一杯の力を出して これから迎える70代 楽しく生きよう80代 無理を承知で90代 100まで生きたら最高だ まだまだ今は60代 若い時だね仲良くやろう 家族がくれたバラの花束 これからも宜しく親父の人生を これからも宜しく俺たちの人生を」

 16日には、松江在住のシンガーソングライター浜田真理子のコンサートを梅田クアトロで聞きました。これも20年くらい前に誰かから紹介され、CD「mariko live~こころうた~」で「朝日にあたる家(朝日楼)」を、「mariko live ROMANCE」で「霧笛」を聞いて感激し、心斎橋クアトロにまで出かけて聞いた記憶があります。そしてちあきなおみを知りました。
 25日には、西宮北口の兵庫県立芸術文化センターで、大石学ピアノトリオのジャズコンサートでした。前々からのファンで、CD「TOSCA」、「くり返すされること」などを聞いて、2008年からコンサートにも度々出かけています。この3月にも新世界での澤野工房主催のコンサートに出かけましたが(野風草だよりNo.344)、今回は澤野工房からCD「ETERNAL」がリリースされた記念に、一緒に録音したフランスの仲間2人を呼んでのコンサートでした。

 そんなにたくさん聞いたわけではなく偉そうなことは言えませんが、この会場の音響は素晴らしく、これまでの私にとっては最高の音楽空間でした。派手な演奏ではないけど、自然に体がスィングしてくるんですよね。彼の作曲による演奏は、私の日本人的な音感に響いてくるんです。アメリカ人のジャズとは一味違います。大石さん、ありがとうございました。そして澤野工房さんに感謝です。終了してから、CDにサインもいただきました。これで6枚も集めちゃいました。また、聞きたいですね。
 5月の最後に、サンケイホールブリーゼでの佐藤しのぶの「日本のうた~震える心」を聞きました。同じタイトルのCDから何曲から聞き、プッチーニのオペラ「蝶々夫人」から何曲か聞かせていただきました。オペラはこれまで全く聞いたことがなかったのですが、ナレーター付きでストーリーがよくわかり、楽しかったです。鮫島有美子、森麻季、波多野睦美、唐澤まゆこ、幸田浩子、そして佐藤しのぶ。誰が一番好きかな?