学長・野風草だより

No.666

No.666 2015年12月16日(水)

超難関の公認会計士試験を現役合格!

 公認会計士試験は、司法試験に次いで超難関試験と言われています。短答式試験(マークシート)では財務会計論、管理会計論、監査論、企業法の4科目の総点数の70%を基準とし、公認会計士・監査審査会が相当と認めた得点比率で合否判定され、1科目でも40%未満なら不合格になります。これに合格して論文式試験を受けることができます。論文式試験では会計学、監査論、企業法、租税法、そして選択1科目(経営学、経済学、民法、統計学)の5科目の総点数の52%を基準とし、公認会計士・監査審査会が相当と認めた得点比率で合否判定され、1科目でも40%未満なら不合格です。平成27年は約1万人が受験して、10.3%の合格率でした。平成19年度が19.3%と近年では一番高く、23年度は6.5%と一番低かったようです。その難易度がわかろうというものです。
 その超難関試験に、経営学部ビジネス法学科の安岐厚輝君が、見事に現役で合格されました。おめでとうございます。早速、学長室にお越しいただき、お祝いの言葉を伝えました。本学からは2011年に現役で合格して以来の快挙です(野風草だよりNo.35)。お話を聞くと、学部で簿記関係の講義を受けて興味を持ち始め、進路支援センターで資格講座を受け専門学校にも通って、本格的な勉強をやっていきます。そのすさまじい勉強ぶりは、下のコメントにある通りです。専門学校で同じ目標に向かって勉強している人たちと接することで、無言の圧力というか、めげずに倦むことなく勉強ができたそうです。これから試験を受ける後輩たちのために、アドバイス、サポートが出来ればと語ってくれました。
 「やればできる」、「やってもできない」、うーーーん、難しいところですが、とりあえず1日8時間勉強してみませんか。1日の1/3。ゴールが見えだしたら12時間。1日の1/2。あとは運を天に任せましょう。「やらないでもできる」ということは、ありえませんので。

○経営学部ビジネス法学科3回生の安岐厚輝君のコメント
 私が公認会計士を目指したきっかけは、大学の講義で簿記を知り、そこから簿記の資格の勉強を始めたことです。最初は、講義の単位をとるついでに簿記の資格の勉強を始めましたが、勉強するうちに簿記の面白さに気づき、そのステップアップとして会計系の最高峰の資格である公認会計士にチャレンジしようと思いました。
 公認会計士の学習については、1回生の11月中旬から開始し、最初の2か月ほどはアルバイトと両立をしようとしていましたが、膨大な勉強量であるため両立ができず、そこからは勉強だけに専念しました。そして、大学の秋学期の定期試験を終え、そこから(2月から短答式試験当日まで)は休みをつくることなく最低10時間勉強し、短答式試験の直前は、多い時は14時間勉強していました。短答式試験を初受験で合格し、そこから論文式試験までは、勢いにのってほぼ毎日12時間以上勉強をしていました。もちろん、通学時間も勉強していました。
 その結果、論文式試験も合格し、無事公認会計士試験に合格することができました。合格した今は、とにかくやりきったという思いでいっぱいで、合格日当日は人生で一番うれしかったです。今後も補修所等勉強する日々は続くので、気を抜くことなく勉強し、会計の専門家と呼ばれるに値するよう努力していきたいと考えています。
 これから会計士を目指す方は、本当に勉強期間は長いと思いますが、努力が報われる試験だと思いますので、思いっきり努力することをお勧めします。また、勉強をする上で一番大変なのは、大学との両立だと思います。私の場合は、公認会計士試験の勉強と大学の授業とのバランスを考え、計画的に単位を修得しました。すぐに合格すれば、現状就職活動は3回のうちに終了するため、単位も4回生で取りきれるので、1回生のうちに勉強を開始するのが最適だと考えています。
 最後に、私が、公認会計士を目指し、合格できたのは大学のサポート(進路・資格支援課等)のおかげだと思っていますので、本当に感謝しております。ありがとうございました。