学長・野風草だより

No.26

No.26 2010年12月24日(金)

クリスマス・イブで、1年間御苦労様でした

経大は、今日で仕事納めです。クリスマス・イブに、黒正巌博士の胸像にこんなお茶目なイタズラをしてくれる学生さんがいたようです。遊び心も必要ですもんね。
教職員の皆さま、1年間御苦労様でした。私も学長に就任して1ヶ月半が過ぎました。そろそろ「新」も取れてきました。当初はやはり肩に力が入ってたようです。体重が4kgも減り、頬が落ちてきたよとゼミの学生に言われました。最近、やっと学長としてのペースがつかめてきた感じです。学長室の椅子に座るのも慣れてきました。
黒正尽くめの学長室の様子をチラッと紹介します。掛け軸は「なりはひの・・・」です。前の活け花は、職員さんが「野風草」をイメージして活けてくれたものです。「研学修道」は、女子経済専門学校の時のアルバムに書いたものです。観葉植物はウーベランターです。広いつやつやとした葉っぱが命を感じさせてくれて、好きです。私の背中の壁にある「道理貫天地」は、私が日本経済史研究所の所長の時に70周年記念で作ったものです。
今年の締めくくりに、「学園ニュース」No.273(2010.12.21)から転載いたします。
「野風草だより」をお読みいただいた皆さま、ありがとうございました。それでは、良い年をお迎え下さい。

学長に就任して1ヵ月半 
徳永光俊

「なりはひの 道はかはれと さして行く
高嶺の月は 一つなりけり」 黒正巌

 
11月1日に学長に就任して、1ヶ月半がたちました。学長就任にあたっての抱負に関しては、経大HPの学長メッセージに述べておりますの で、ご覧下さい。また、最近の活動は、経大HPの「学長からのメッセージ 野風草だより」にアップしていますので、アクセスしてみて下さい。ここでは、こ の間感じたことを述べたいと思います。

今いる学生の目線に立ってこそ、100周年がある
就任直前ですが、10月30日に第1回ゼミ大会が開催され、21ゼミ35グループが発表しました。学生たちが実行委員会を結成して運営も行いました。11 月15日の原田隆史氏の人権講演会では、100名を越える学生が熱い話に聞き入りました。11月20日には、教職志望の学生約40名と大樟教育研究会の OB教員約40名の懇談会が開かれ、真剣に語り合いました。同日のびわ湖駅伝では、陸上競技部が関西で3位の快挙!11月23日の黒正杯スピーチコンテス トには、留学生9名が日本語に、本学生9名が英語に挑戦しました。12月12日の西日本インカレでは、服部ゼミが見事グランプリに輝きました。
学生たちにこうした活躍、挑戦できる場をどれだけ作れるかが大切です。今学んでいる学生たちに「ゼミ・マナー・就職の経大」に来て良かったという満足を与えなければ、2018年以降の18歳人口の急減期を乗り切り、100周年(2032)を迎えることは難しいでしょう。

全スタッフが協力して、「経大ファンクラブ」を
私の抱負は、11月5日に教職員の前で直接お話しさせていただきましたが、メールで約80名のパート・契約職員、約400名の非常勤教員に送信し、警備・清掃の方にも手渡しました。
当たり前のことですが、経大の教育は専任教員のみが担っているわけではありません。職員の方々の毎日の献身的努力抜きには成り立ちません。加えて非常勤教職員はじめ多くの方々の経大生を育てていきたいという熱意、善意が「愛と志のある教育」を実現していくものだと思います。
さらには退職した教職員、卒業した同窓生、就職・インターンシップ先の企業、出身高校の先生方、経大のある大隅・大桐など近隣地域の人たちまで、私たちの 視線は届いているでしょうか。こうした経大を支え愛してくれる人たちで、「経大ファンクラブ」が出来たら、ステキですね。

コンプライアンス、PDCAサイクルの確立を
11月9、10日と日本高等評価機構の認証評価を受けました。大学全体として長年にわたり放置してきた問題(とくに法令順守)に対し、委員の厳しい指摘を受けました。
ありがたいご指摘と受け止め、災い転じて福となすで、改善すべき点はすぐに改善していかなければなりません。
そのためにも、P(計画)・D(実行)・C(点検)・A(改善)サイクルの確立が早急に必要ではないでしょうか。管理強化につながるといったマイナスの発想ではなく、100周年に向け「経済・経営系の大学としてNo.1」を実現するためには、どうしてもやらなければならないというプラス思考で、取り組んでいきませんか。

経大改革の王道は、全スタッフが協力して今いる学生の目線に立って、教育の充実以外にありません。私たち教職員の姿勢、気持ちは学生たちに伝染します。みんなで一緒に、教育というすばらしい仕事に携われる喜びを感じながら、「堅実で清新な経大生」を育てていきましょう。