卒業生・在学生からのメッセージ・エピソード


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  新制大学への昇格の為の動向と黒正巌学長の一言について
   経済学部経済学科  昭和28年3月卒業  大植 春男 様

 昭和28年3月(1953年)本学を卒業以来49年の歳月が過ぎ去っている。
来年は大学創立80周年を迎えるとの事で、誠にご同慶の至りに存じます。
 私は新制大学に昇格する前の大阪経済専門学校の学生でありました。
当時は(昭和23年)戦後間もない時代で、正門前には広いグランドがあり、学舎は現在と異なって質素な建物で、中庭にはテニスコートがあり、その横に日本経済史研究所の建物があった。その中に各教授の研究室の部屋があり、アカディミックな風情のある佇まいであった。
 当時は学制改革の嵐が吹き、大北校長を始めとして、教授、職員、生徒が一丸となって、先ずは大学への昇格運動が第一であった。その為にも、当時第六高等学校の校長をしていた、当学の創設者である黒正 巌氏を初代学長に召聘する事が必須であり、その機運が学内外に満ち溢れていた。
 初代学長に黒正 巌氏が就任し、大学昇格が確定した時の学内の喜びは筆舌に尽くしがたい雰囲気でいっぱいであった。いよいよ専門学校から大学への昇格の夢が現実のものとなったのである。
 大学の講義の中で黒正学長の話を聞くことが出来た。日本経済史の話であったかどうか、内容は忘れたがその中で唯一印象に残っている言葉に「やってみるまでは、もう駄目だと諦める権利が無い」この一言であった。この言葉は卒業して半世紀に及ぶ私の人生観の一つになり、苦しい時も、悩んだ時も、常にこれを思い出して、座右の銘として実践して今日に至っている。
 今回80周年のメッセージを機に、遠い若き時代に思いを寄せて本文を認めた次第である。

大阪経済大学創立80周年記念事業事務局
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