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【経済学部】地域・社会調査(2020年度)

東淀川区役所協力の下、学生目線で地元の課題調査

経済学部柏原誠准教授が担当する授業科目「地域・社会調査」では東淀川区役所の協力の下、学生が地域コミュニティの現場へ赴き、地域の課題を考える実践型の授業が行われています。今年度は4グループに分かれ、それぞれがフィールドリサーチを実施。その報告会が1月12日(火)の講義で行われました。ゲストスピーカーに東淀川区子ども・子育てプラザマネージャー草場加奈子氏、森川商事株式会社(昭和湯)森川晃夫氏、東淀川区役所地域課地域づくりアドバイザー土井聡氏を迎え、各グループはそれぞれの地域課題の調査結果について報告しました。

調査結果を4グループが報告 地域貢献を授業で実現

最初のグループは「東淀川区の子育て世代の減少」について報告。子育て支援施設でインタビュー調査を実施し、子育て世代の人口減少問題の解決策として、産婦人科の初診時に子育て情報誌を配布する等の広報案を発表しました。次のグループは「銭湯の魅力を探る」と題し、地域活性化の施策として区内にある9か所の銭湯の利用度向上を検討。銭湯「昭和湯」の森川晃夫氏協力の下、全銭湯へのヒアリング調査と実際に学生が全ての銭湯に浸かり、各銭湯の楽しみ方、魅力をまとめました。続いてのグループは「東淀川区の人口増加と空き家の利用」について報告。家族世帯の減少と空き家の増加という2つ課題に着目。転出先で一戸建てに住む人が多いことから、他の自治体が取り組んでいる「空き家バンク」(地方公共団体が住民から空き家の登録を募り、空き家の利用を希望する人に物件情報を提供する)の導入を含めた人口増加対策を提案しました。最後のグループは「今里筋線が東淀川区にもたらす効果」について発表。2006年に開業した地下鉄今里筋線は区内に3つの駅(井高野駅、瑞光四丁目駅、だいどう豊里駅)があり、開通後の周辺地域の変化を調査しました。各駅とも駅周辺の人口増加がみられ、住宅開発が進んでいることを発表しました。発表後、ゲストスピーカーから「地域の様々な課題が見えた」「銭湯に注目してもらい非常に嬉しく思う」といったコメントがありました。

教員の声・学生の声

教員の声
柏原 誠 准教授
コロナ禍のため現地調査など難しい面もありましたが、受講生は東淀川区役所から区の課題についてのレクチャーを頂き、関連した団体や個人の皆様のご協力の下、調査結果を発表し、地域に還元することができたことを嬉しく思います。

学生の声
石田 拓海(経済学部3年)
「東淀川区の銭湯の魅力を伝える」というテーマで調査を始めましたが、実際に東淀川区内の全ての銭湯に入り、一つ一つに違った特徴・魅力を知ることができました。今回の私たちの報告で銭湯の魅力を知って、少しでも興味を持つ人が増えれば、嬉しいです。
沼野 勇樹(経済学部3年)
この調査を通して、一部分ではありますが、東淀川区の魅力を知ることができたと思います。自分の足で現地へ赴き調査することで、インターネットや文献などではなかなか出てこないような細かな部分を学ぶことができました。
萩森 仁(経済学研究科博士前期課程) 
長年お世話になっている東淀川区を深く調査でき、大変やり甲斐がありました。調査方法など私自身に足りない部分も見つかったので、今後より良い修士論文の作成や報告ができるよう頑張りたいです。