図書館・研究所

研究交流活動

復旦大学歴史地理研究所との研究交流活動

大阪産業部の近代中国及び海上シルクロード沿線調査資料の整理と研究

本研究は主に大阪市役所産業部調査課(大阪市役所商工課:1922-1925)が1922年から1944年にアジアと太平洋地域で行った調査資料を整理し、その内容を研究することを目的とする。 産業部は中国の上海、漢口、天津、大連、瀋陽、ハルビン、錦州、張家口、青島、南京、長春、香港ジャムス、インドネシアのスラバヤ、ジャカルタ、インドのボンベイ、ロシアのシベリア、ラテンアメリカのバハマなどの地域で大阪貿易調査所(1939年4月事務所に改名)を設立した。調査所の活動の成果は原本の档案、雑誌、書籍などの形で残っている。その中でも『支那貿易通報』、『東洋貿易研究』、『南方院時報』、『東洋貿易時報』という4種類の雑誌には幅広く上述した地域の経済や社会などの情報が入っている。

これらの調査資料の整理によって、「近代海外中国貿易史料のデーダーベース」の内容を充実させ、「世界から中国を見る」という側面から中国近代の貿易史、海上交通史などを一望できることが期待される。 

プロジェクトの詳細は复旦大学海上丝绸之路研究(http://msroad.fudan.edu.cn/で確認できます

※写真は2019年2月、復旦大学歴史地理研究所への訪問時に撮影

 

プロジェクト中心メンバー

樊如森
1966年生まれ、歴史学博士。
現在、復旦大学歴史地理研究所教授。
専門は中国歴史経済地理、海洋経済史、中外経済貿易関係、城市史。
学習院大学文学部、関西大学文化交渉学教育研究センター、ミシガン大学中国センター(China Data Center at University of Michigan)客員研究員を歴任。
2018年度国家社科基金重大項目“大阪产业部近代中国及‘海上丝路’沿线调查资料整理与研究”(18ZDA188)代表。
主要な著作《天津与北方经济现代化(1860-1937)》、《近代西北经济地理格局的变迁(1850-1950)》、《华北与蒙古高原近代经济地理》、《天津港口·城市与经济腹地研究(1860-1960)》。学術論文多数。
「第十五回上海図書賞」一等賞、「上海市第十四回哲学社会科学優秀成果賞」一等賞の受賞歴がある。

路偉東
1974年生まれ、歴史学博士。
現在、復旦大学歴史地理研究所教授。
専門は人口史。
学習院大学客員研究員 等を歴任。
『中华大典』および国家清史編纂修などの国家重点研究項目に参加、また復旦ーハーバード国際協力項目CHGISのメンバーである。現在、清朝の西北人口、回族人口及び歴史GISと伝統歴史地理学のクロス研究に焦点を当てている。
著作は《清代陕甘人口专题研究》(上海书店出版社,2011年)、《晚清西北人口五十年(1861—1911)》(复旦大学出版社,2017年9月)、《清代西北回族人口与回族经济》(台北花木兰文化出版社,2018年)。《中华大典·交通运输典·交通工具与交通设施分典》(上海交通大学出版社,2017年)を編纂。学術論文多数。
谭其骧禹贡青年優秀論文賞などの受賞歴あり。

朱海濱
1968年生まれ。復旦大学歴史学博士、大阪大学文学博士。
現在、復旦大学歴史地理研究所教授。
専門は地域歴史文化地理、社会文化史。
2013年度教育部“新世紀優秀人才”に選ばれた。
著作は《祭祀政策与民间信仰变迁:近世浙江民间信仰研究》(复旦大学出版社2008年)、《近世浙江文化地理研究》(复旦大学出版社2010年)。翻訳は《明清江南农村社会与民间信仰》(厦门大学出版社2008年),《森林和绿色的中国史》(山东书画出版社2013年)等。日本の『東方学』、『東洋学報』をはじめ国内外の学術雑誌に掲載の論文多数。