黒正塾(公開講座)

黒正塾とは、日本経済史研究所が主催する公開講座の総称です。

第26回寺子屋

【開催形式】
対面・オンライン(Zoomウェビナー)併用
【対面会場】
大阪経済大学 大隅キャンパス
 地下鉄今里筋線「瑞光四丁目」駅下車 徒歩5分
 阪急京都線「上新庄」駅下車 徒歩20分
 
※質疑応答の時間はありません
※オンラインはライブ配信のみ。見逃し配信等はありません
 
参加無料、事前申込制
 
申込み方法:
参加形式によって申込方法等が異なりますので、ご注意ください

春の部

「食と環境のグローバルヒストリー」
 
2025年5月17日(土)14:00~16:00
両大戦間期、日本茶の新販路開拓
吉田建一郎 大阪経済大学経済学部教授
日本茶の輸出の歴史において、両大戦間期は大きな転換点の一つです。それまで輸出先の中心はアメリカ合衆国でしたが、ソ連、アフリカ、中東といった新しい販路の開拓を目指す動きが活発になりました。今回は、両大戦間期にソ連とモロッコ向けの日本茶の輸出がどのように推移したのかについて、中国茶の貿易の動向と関連づけて紹介します。
 
2025年5月31日(土)14:00~16:00
ブラジルはコーヒー色に染まる ――「コーヒー大国」への歴史的過程
小澤卓也 神戸大学国際人間科学部教授
世界史的視点からみるならば、ブラジルは現在につながる国際的なコーヒーブームを牽引してきた立役者だといえます。歴史を紐解くと、コーヒーは、ブラジルの政治、経済、社会、文化を大きく左右する最重要の生産品でした。本講演では、いかにしてブラジルがコーヒー生産を開始し、一気にコーヒー大国へと成長していくのか、そして、それによっていかなる変化が起こるのか、19世紀の歴史をたどりながら解説します。
 
2025年6月21日(土)14:00~16:00
イワシと百姓の江⼾時代
武井弘一 金沢大学人間社会学域教授
群れをなして大海原を泳ぐイワシは、江戸時代の社会をささえる貴重な自然だった。なぜなら、肥料としてのニーズが高く、耕地に大量に投じられていたからである。まずは、イワシの歴史をおさえたうえで、稲作を営む北陸地方の百姓の暮らしを眺めてみる。そのうえで、イワシの目から江戸時代の社会をとらえなおしたとしよう。すると、浮かびあがってくるのは、イワシに翻弄される「生き物としてのヒト」の姿なのであった。

秋の部

「経済思想の東西」
 
2025年10月~11月の土曜日 14:00~16:00 開催予定
【講師】
南森茂太 長崎大学経済学部准教授
山尾忠弘 大阪経済大学経済学部講師

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